日本生活協同組合連合会は3月18日、2015年日本生協連「全国生計費調査」の結果を発表した。対象は全国46生協で12カ月連続で家計簿を提出した組合員1,524世帯(給与所得世帯が1,082世帯、年金世帯287世帯)。期間は2015年1月~12月。

世帯収入の月平均額、63万6,018円に

実収入月平均額の推移をみたところ、「全モニター世帯」では63万6,018円で前年比0.9%増となり、3年連続増加した。「給与所得世帯」は71万6,638円は、前年比1.0%増。「年金世帯」は33万5,834円で前年と横ばいに。

実収入の月平均額の推移

年代別に実収入をみると、「50代」が77万7,109円で最も多くなった。前年比からは1.5%減となった。次いで「40代」が68万2,749円、「30代以下」が59万6,876円。以降「60代」が53万3,121円、「70代」が40万3,676円と続いた。

消費支出月平均額の推移をみたところ、「全モニター世帯」が40万6,593円で前年比1.1%減となった。さらに「給与所得世帯」は44万427円(前年比0.1%増)、「年金世帯」は27万8,057円(前年比10.6%増)だった。

消費支出の月平均額の推移

消費支出を費目別にみると、6万7,820円で「食費」が最も多くなり、前年比1.6%増だった。次いで「家賃地代」(5万9,553円)、「教育費」(5万3,676円)。以降「職業・主婦費 」(3万7,143円)、「自動車関係費」(3万2,254円)という結果となった。