アニメ『バッテリー』メインビジュアル

累計発行部数1000万部のベストセラーを記録した、あさのあつこによる青春野球小説『バッテリー』が、フジテレビ"ノイタミナ"ほかにて7月よりアニメ化されることが明らかになった。

スタッフには監督・脚本に映画『海がきこえる』(1993年)の望月智充氏、キャラクター原案に漫画『放浪息子』の志村貴子氏を起用するほか、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督はアニメ『ハイキュー!!』の草間英興氏が担当。さらに作品を彩る音楽は作曲家の千住明氏が手掛ける。

また、キャストには主人公の天才ピッチャー・原田巧役に内山昂輝、さらに彼とバッテリーを組むことになる永倉豪役を畠中祐が務める。現在公式サイトにて公開されているプロモーションビデオでは、キャラクターボイスが初公開されている。

あさのあつこ コメント

『バッテリー』という作品が世に出てから、はや20年が経ちました。
20年経ってなお、アニメとなったあの世界と新たに出会える。感慨深いものがあります。
最初の一冊目が出たとき、原田巧という少年が長く命を保てるように、長く読み継がれるようにと密かに祈ったものでした。
その想いが実ったような気がします。『バッテリー』という作品は、わたしに10代のあの闘いを忘れることを許しません。物書きの源の一つです。

望月智充監督 コメント

何といっても人気のある原作ですので、ファンの人たちのイメージを損ねないことを第一に制作しています。キャラクター、なかなか良いでしょう? 岡山県でロケハンをしましたが、とても楽しいものだったので、その空気が作品に反映できればいいなと願っています。

キャラクター原案・志村貴子氏 コメント

『バッテリー』という作品が生まれて20年という節目に光栄なお話をいただきました。 何度もメディア化され愛され続ける作品なので皆さまそれぞれの思い入れやキャラクターイメージがくっきり染み込んでいるのではないでしょうか。 これは光栄であると共にこわいことだと思いました。 新しい『バッテリー』もどうぞよろしくお願い致します。

音楽・千住明氏 コメント

多くの人々に長い間愛されてきた『バッテリー』、 その青春の一コマの音楽には、皆さまに共感していただけるエスプリを探しました。 それは作品の中に自然に流れる空気の様なもの、目立ちすぎず決して派手ではないけれど、 しかし一瞬の輝きのある音楽なのです。

原田巧

永倉豪

原田巧役・内山昂輝 コメント

二年ぶりのノイタミナ作品ということでワクワクしております。卓球の次は野球でした。 僕が演じる原田巧さんは孤高の天才です。彼が豪たちと出会ってどう変わっていくのか。 僕もまた、魅力あふれるキャスト、スタッフの方々と仕事できるのを大変うれしく思っています。 ご期待ください。

永倉豪役・畠中祐 コメント

内山さんと掛け合いをした瞬間の興奮と、自らへ不安が、 ずっとぐちゃぐちゃになって今自分の中にいます。 でも、18.44メートル先のマウンドに立つ巧と向かい合ったら、 豪はきっとボールに食らいついていく。 僕も、内山さんに、巧に、食らいついていきたい。 ちゃんと捕ってみせます。バッテリー、お楽しみに。

(C)2016あさのあつこ・角川文庫刊/アニメ「バッテリー」製作委員会