歌手で俳優の中山優馬が、ジャニーズ事務所の先輩である屋良朝幸と舞台『A New Musical クロスハート』(12月上演)の主演を務めることが16日、分かった。

舞台『A New Musical クロスハート』

中山は歌唱力・ダンスに優れ、舞台『ドリアン・グレイの肖像』『DREAM BOYS』などで主演経験を持つが、本格ミュージカルは今作が初めて。また、W主演を務める屋良は実力派として知られ、『道化の瞳』『SONG WRITERS』『ドッグファイト』など様々な舞台で主演、嵐のヒット曲「One Love」「ワイルド アット ハート」の振付でも知られている。

作・演出・振付は、多くのオリジナルミュージカルを手がけ、国内外で評価を受ける玉野和紀。毎年行っていたエンタテイメント・ショー「CLUB SEVEN」演目の中でも評判の高かった30分のミニミュージカル「ワン・ハート」(2007年1月)をもとに、登場人物たちが神のいたずらによって時代と環境を超え、関係が交錯する姿を描くという。

中山は、屋良が主演した玉野作品『道化の瞳』に感動した経験に触れ、「自分もいつか人に感動していただけるようなミュージカルに挑戦したいと思いました」とコメント。「ダンスを教えてもらったり振付をしてもらっている僕の師匠、屋良くんと共演できることをとてもうれしく思っています。初ミュージカルということで今は楽しみとプレッシャーが入り交じった不思議な気分です」と心境を語った。

一方、経験豊富な屋良は「4年前、『道化の瞳』で初の単独主演をさせていただいてから僕のミュージカルに対する価値観が大きく変わりました。あの時に玉野さんの熱い心に出会えなければ、今の自分は無かったのかもしれません」と、玉野の影響の大きさを語り、「毎回、観に来てくださった皆さまの心を揺さぶる作品を作り続ける玉野さんの作品。『クロスハート』もきっとたくさんの愛を感じられる作品になるのではないかと」と、意気込んだ。

■玉野和紀 コメント
新作オリジナルミュージカル『クロスハート』は、二人の青年の運命が交差し現代と過去というシチュエーションで展開する悲しくも美しい、そしてハートフルな物語です。中山君とタッグを組むのは今回が初めてですが、以前屋良君が主演した『道化の瞳』という作品を観劇してくれて終演後感動して楽屋を訪ねて来てくれたことを覚えています。

中山君は今回が初のミュージカルということでこの作品を通してどう成長していくのかが、非常に楽しみです。
屋良君は『道化の瞳』で11歳の白血病の少年役を見事に演じてくれました。今回は等身大の大人の役どころですのでこちらもまた、大いに期待しています。
「クロスハート」という作品を通して中山君と屋良君の色々な側面を引き出してお客様が心から楽しめる普遍的な作品にしたいと思っています。どうぞお楽しみに!