タレントのマツコ・デラックス(43)が、2日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『マツコ&有吉の怒り新党』(毎週水曜23:15~24:15)で、猫を飼えない理由を語った。

タレントのマツコ・デラックス

「映画のハッピーエンドとバッドエンド」の話題になり、ハッピーエンド派の有吉弘行(41)に対して、マツコはバッドエンド派。中でも、不幸の中で"少しの希望"をにおわす結末には「本当にイライラする」という。

この心理状態を「不幸であることに意味がある」と自己分析するマツコ。逆にハッピーエンドこそ「怖くなる」と言い、「人生はこんなに甘いものじゃない」と不幸な未来が訪れることを予期。それはマツコ自身の人生観にもつながる。

「動物を飼おうかどうかずっと悩んでいるけど、飼おうとすると誰かがこう言うのよ。『逃げるのか?』って。今、こんなに良い思いをさせてもらってるわけじゃない? それなのに『お前は安住の地や愛情までも欲しがるのか』と。あとは『そこがお前の面白いところ。"猫ちゃんかわいい!"みたいになったら、お前はただの気持ち悪いデブだぞ』って」

そのささやきに、「まだ追い込まなきゃ自分を」と日々言い聞かせるという。マツコがそのような心の声を明かしながら、「今の私はこれだけ恵まれてしまった中で、いちばんの枷(かせ)となるのはもやは"孤独"しかない」と語ると、有吉は「猫飼ったら面白トークいっぱいできると思うけどね」と冷静に指摘。スタジオが爆笑に包まれる中、有吉の"ささやき"に「飼うか……」と早くも揺らぐマツコだった。