英国のマクラーレン・オートモーティブはこのほど、同社のビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)から、カーボンファイバーを幅広く採用した「P1」および「675LT スパイダー」をジュネーブ国際モーターショー(一般公開は3月3~13日)で初公開すると発表した。

マクラーレン「675LT スパイダー」

マクラーレン「P1」

同社のジュネーブモーターショーへの参加は今年で4回目。展示規模はこれまでで最大となり、同社の3カテゴリーのフルラインアップをそろえるなど、展示モデル数も最大級となる。MSOではプロダクションが完了した「P1」にカーボンファイバーを幅広く採用したモデルも公開。これは生産された375台のモデルのうちの1台で、ボディーにフルビジュアルカーボンファイバーを採用した。ハンドメイドで仕上げられたカーボンファイバーはリオブルーで薄くペイントされている。

わずか数週間で完売されて以降、初のモーターショーという公式の場に登場する「675LT スパイダー」のビスポークモデルも公開される。「675LT スパイダー」は4,691万5,000円(税込)で全世界限定500台で生産されるが、すでに完売となっている。ビスポークモデルは独自のセラミックグレーでカラーリングされ、標準モデルよりカーボンファイバーを多く採用。サテンカーボンファイバーのリトラクタブル・ハードトップとトノカバーは、時速30kmで走行中も操作可能となっている。

同モデルのパフォーマンスには変更がなく、3.8リットルV8ツインターボエンジンの最高出力は675PS。0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は8.1秒、最高速度は326km/hとなっている。