JR西日本は16日、ICカード乗車券「ICOCA」のエリア拡大について発表した。北陸本線大聖寺~金沢間の各駅と城端線新高岡駅にて「ICOCA」を利用できるようになる。サービス開始時期は2017年4月末を予定している。

石川県内の北陸本線を走る521系の普通列車

「ICOCA」は2003年にサービス開始し、累計発行枚数は1,200万枚以上。近畿圏エリアと岡山・広島・香川エリアを中心に、全国相互利用サービスを実施する交通系ICカード(「Suica」「PASMO」「TOICA」「SUGOCA」など)のエリアでも利用できる。

北陸地区で「ICOCA」を利用できるエリアが拡大される

北陸地区では現在、JR西日本の協力の下、富山県内のあいの風とやま鉄道全19駅(石動~越中宮崎間各駅)で「ICOCA」をはじめとするICカード乗車券が利用可能に。2月27日から「ICOCA定期券」などのサービスも開始される。その他の路線はJR西日本の路線も含め、これまで「ICOCA」に対応していなかったが、来春をめどに石川県内の北陸本線各駅、富山県内の城端線新高岡駅でも「ICOCA」を利用できることになった。

来春のエリア拡大にともない、北陸地区で「ICOCA」を利用できる各駅との相互間においても「ICOCA」が利用できるようになり、「石川県内や富山県内でのICOCAのご利用がますます便利になります」とJR西日本。サービスの詳細や具体的な開始日については「決定次第、お知らせします」としている。