スポーツキャスターの松岡修造が、きょう8日放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』(毎週月曜21:54~22:00、関東ローカル)で、歴代くいしん坊最多となる795回目の出演を迎える。

歴代最多出演のくいしん坊となる松岡修造

1975年6月にスタートした同番組で、これまでの最多出演は、3代目くいしん坊・友竹正則の794回。友竹の時代は週4回放送だったが、2000年から週1回の放送で16年間、11代目くいしん坊として出演している松岡が、ついに歴代トップに躍り出る。

松岡は「(プロテニスの)現役を退いたときに、とにかく"日本を食べたい""日本を旅したい""日本を感じたい"と思っていて、そんな時に『くいしん坊!万才』との出会いがありました」と話し、番組との出会いを"運命"と紹介。「全国を回っていろんな出会いをしていく訳ですけど、僕にとっての一番の出会い…、自分にとっての出会い、それが『くいしん坊!万才』だったと思います」と力説する。

また、テニスと番組を比較して、「テニスの場合はいくら頑張っても負けていました。『くいしん坊!万才』は負けないんですね。僕がいつも思っているのは"勝った"っていうよりも"感じられた"というのがこの『くいしん坊!万才』の良さです」と、独特の表現で番組の特徴を説明。今後について「より人を感じ、日本を感じ、そして最終的には松岡修造が感じ、自分をより成長させていける、そんな番組になっていければ」と意向を語っている。

共同テレビの前夷久志プロデューサーは「松岡さんは常に"食との出会い、人々との出会い"を大切にし、そこにいつも新しい発見をしようとしています。松岡さんのように長い間続けていると同じ食材や料理が登場することもありますが、まったく同じストーリーにはなりません」と、そのくいしん坊ぶりを評価。「"一所懸命"は松岡さんが色紙にサインする時によく書く言葉です。くいしん坊の取材も毎回が"一所懸命"。その熱が画面から伝わる限り、松岡修造の『くいしん坊!万才』の旅は続くのだと思います」と話している。

きょう8日の番組では、100年以上の歴史を誇る千葉県船橋市・三番瀬の海苔を紹介。熱々の「ノリ鍋」を食す"修造節"に注目だ。

歴代くいしん坊

初代:渡辺文雄(1975.6.30~77.7.3、通算515回)
2代目:竜崎勝(1977.7.4~78.12.31、通算390回)
3代目:友竹正則(1979.1.1~81.12.31、通算794回)
4代目:宍戸錠(1982.1.1~83.12.30、通算509回)
5代目:川津祐介(1984.1.4~84.12.30、通算228回)
6代目:梅宮辰夫(1985.1.1~87.12.30、通算623回)
7代目:村野武範(当時は武憲)(1988.1.3~90.12.30、通算617回)
8代目:辰巳琢郎(1991.1.6~93.12.29、通算606回)
9代目:山下真司(1994.1.4~97.12.30、通算782回)
10代目:宍戸開(1998.1.4~99.12.27、通算284回)
11代目:松岡修造(2000.1.10~、2月8日で通算795回)

※放送回数
・1975年6月30日~1983年9月30日…週5回
・1983年10月2日~1999年3月30日…週4回
・1999年4月5日~現在…週1回