JR西日本米子支社は4日、管内の各路線にラインカラーと路線記号を導入すると発表した。訪日外国人旅行者が増加し、乗車や乗換えなどの際、のりばがわからず苦慮している場面が見られることから、日本語が読めなくても色とアルファベットで直感的に利用したい路線を見極められるように導入を決めたという。

JR西日本米子支社管内のラインカラーと路線記号を導入した路線図(イメージ)

山陰本線城崎温泉~米子間のラインカラーは「鳥取二十世紀梨の色」、山陰本線安来~益田間は「日本海や宍道湖の夕日の色」、境線は「日本海の海の色」など、それぞれの路線沿線の特徴にちなんだ7色を設定。アルファベットは「A」~「F」の6文字と「V」の計7文字を各路線に割り振った。

今後は駅や車内に掲出する路線図をラインカラーと路線記号を活用したデザインに改めるほか、駅の案内サインも駅名標や発車時刻標を中心に順次新デザインに取り替える。キハ40・47形の車両の行先表示も、行先路線の路線記号を活用したデザインに変更する。その他、3月26日のダイヤ改正を機に、ワンマン列車(キハ121・126形、キハ40・47形)の行先案内・次駅案内・到着前案内などの自動放送に英語での自動案内放送を導入するとのこと。