厚生労働省は2月3日、2015年11月の被保護者調査の結果を発表した。それによると、11月時点の生活保護受給世帯は前月比101世帯減の163万2,220世帯となり、3カ月ぶりに減少した。なお、前年同月比では1万7,320世帯増加した。

49.5%が高齢者世帯

生活保護受給者数は前月比1,644人減の216万4,375人と、3カ月ぶりの減少。前年同月比でも2,398人減少した。

被保護実人員(各月間)と対前年同月伸び率(出典:厚生労働省Webサイト)

世帯別(保護停止中を含まない)にみると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の49.5%に当たる80万3,846世帯で最多となり、前月比では1,354世帯増加した。同省は高齢者世帯について「今後も毎月1,000~2,000世帯程のペースで増加していくものと思われる」とコメントしている。

このほか、働ける世帯を含むその他の世帯が27万1,211世帯、傷病者世帯が25万2,905世帯、障害者世帯が19万724世帯、母子世帯が10万4,850世帯と続いた。