大阪市交通局は3月30日、地下鉄御堂筋線新大阪駅の北改札コンコースに新たな駅ナカ商業施設「新なにわ大食堂」を開業する。大阪市交通局から「御堂筋線新大阪駅『駅ナカ』事業」受託している京阪グループの京阪ザ・ストアが運営管理にあたる。

「新なにわ大食堂」完成イメージ

「新なにわ大食堂」では、大食堂に見立てた駅コンコースに、素材や味、コストパフォーマンスなどにこだわった関西の繁盛店11店舗が出店。流行のカフェ・バルから、こだわりの麺類や海鮮素材、手作り惣菜店、ベーカリー、スーパーマーケット、週替わりのスイーツショップなど、さまざまなジャンルの店が軒を連ねる。店舗の仕切りは極力なくし、1人でも気軽に立ち寄れる店舗空間をめざす。

大阪の陸の玄関口である新大阪駅に立地することから、大阪の街を感じさせる町屋や川面を自然素材で現代的に表現した施設デザインを採用。天井の木製ルーバーは商家の格子窓をイメージして府内産の間伐材を使用し、水都大阪らしい川面を石とガラスのモザイクタイルや曲線の店舗区画で表現している。

北側通路壁面には、新大阪駅から北に臨む北摂方面の山々の緑を表現した「Character Wall」を設置し、コンコースを歩きながら自然を感じることができる空間デザインとした。店舗面積は770平方メートル。想定売上げは年商15億円とのこと。