ダスキンは1月19日、「花粉・ハウスダストを室内から除去するための掃除法」と題したセミナーを開催。同社で掃除用品の開発に携わっている樺田陶子氏が、花粉を取り除くのに適した掃除道具やその使い方、時間帯などについて解説した。

ダスキンで掃除用品の開発に携わっている樺田陶子氏が、花粉を除去する掃除法を伝授

最も重要なのは花粉が室内に侵入するのを防ぐこと

掃除方法の解説に入る前に、まず樺田氏が「最も重要なこと」と指摘したのが、花粉が室内に侵入するのを防ぐことだ。樺田氏は花粉の3大侵入経路として「玄関・窓」「衣服」「洗濯物」をあげ、それぞれ花粉の侵入を防ぐ方法を教えてくれた。

モップや粘着ローラーなどで花粉を除去しよう

はじめに「玄関・窓」については、「なるべく開けないということしかない」とのこと。どうしても換気したければ「花粉の飛散量が少ない日、少ない時間帯を選んで、なるべく短時間で換気してほしい」とした。

次に「衣服」については、「家に入る前に花粉をできるだけ取り除く」のがベストだそうだ。玄関に入る前に、モップで花粉を落としたり、粘着ローラーで花粉をくっつけて除去したりする方法などがある。また、花粉症シーズンは花粉を落としやすい、つるつるとした素材の服を着用するのもオススメだという。

最後に「洗濯物」であるが、「室内に干すことができれば安全」とする一方、室内に全ての洗濯物を干すのは難しい人もいるだろう。その場合の対策としては衣服と同様、モップや粘着ローラーなどを使って花粉を取り除いてから、室内に取り込むということになる。

花粉がたまりやすい玄関やベランダ・窓のそばを拭き取る

しかしそれでも完全に花粉の侵入を防ぐことはできない。そこで、侵入してしまった花粉を取り除く場所としてまず注目してほしいのが「玄関・ベランダのそば・窓のそば」だ。樺田氏によれば、花粉は飛散直後は水分を含んでいて重さがあるため、これらの場所にたまって落ちているのだという。

「玄関・ベランダのそば・窓のそば」に花粉はたまっている

「窓から30センチ以内のところでは、ベランダと変わらないほどの量の花粉があったというデータもあります」とのこと。玄関やベランダ、窓を開けたときには、早い段階でこれらの場所を掃除しておくと、室内で花粉を拡散させずに済む。

掃除のタイミングは「朝一番」か「帰宅直後」がベスト

それでは、すぐに掃除ができなかった場合、窓際などにたまった花粉はどうなってしまうのか。恐ろしいことに、その後は乾燥して細かく砕け、ハウスダストとして部屋の中にとどまってしまうのだという。花粉は砕けてしまうと非常に小さい粒子となり、日常の動きで簡単に空気中に舞い上がる。ひとたび舞い上がると、床の上に落ちてくるのに時間がかかるため、掃除に工夫が必要となってくる。

そこでポイントとなるのが「朝一番」や「帰宅直後」に掃除することだ。寝ている間、外出している間など、人の動きが少ない時間に、舞い上がった花粉は床の上にゆっくりと積もってくる。落ちきっているときに全部除去してしまうのが、花粉をとりきるコツだという。

さらに掃除の仕方については、重要なのが「花粉を舞い上げないこと」。はたきではたいたり、ほうきで掃いたりすると、確かに対象物から花粉はとれるが、多くを空気中に戻してしまう。床や家具の上に積もっているうちに、モップなどで優しく拭き取る掃除がオススメとなる。また掃除の順番は「上から下」を意識し、高いところに積もっている花粉を拭き取ってから、床を拭くのがよいという。ここでも花粉を舞い上げないために、掃除機をかけるのは最後の作業としてほしい。

日本気象協会の「2016年春の花粉飛散予測(第3報)」によれば、2016年春の花粉シーズンは、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から始まる見込み。今のうちから、花粉除去に有効な掃除方法をぜひマスターしてほしい。