熱海を拠点に、初島観光も

「首都圏から一番近い離島」という初島ステイを紹介した前編。ここでは、初島も行ってみたいけれど、子どもがまだ小さいなどの理由でテントやトレーラーハウスの利用が不安……というファミリー向けに、熱海を拠点にした初島エンジョイプランを提案したい。熱海は言わずと知れた日本有数の温泉地なので、旅館も多数ある。今回選んだのは、全室オーシャンビューの「熱海シーサイドSPA&RESORT」だ。

「熱海シーサイドSPA&RESORT」は観光名所「お宮の松」からすぐの海沿いにある。熱海駅から徒歩10分程、タクシーなら5分弱で到着。路線バスの駅もすぐ前にある。近年順次リニューアルを進めており、ロビーはカフェのようなオシャレなデザイン

近年順次リニューアルをしており、客室がとてもきれい! 露天風呂付きのスイート、定員7名のファミリールームに女性向けのアジアンルームなど、様々なタイプの客室があるので、人数や用途に合わせて部屋を選ぶことができる。「モダン和洋室」など低床ベッドの客室もあるので、「ベッドは子どもが転び落ちそうで心配……」というファミリーも安心して止まることができる。そして、料金は1泊2食付で1人1万650円~(3~4名1室・税サービス料込・入湯税込。ただし4月以降料金変更の可能性)とリーズナブル! 温泉はもちろん露天風呂もあり、この料金でこの内容、かなりの満足度の高さである。

低床ベッドで小さな子どもも安心の「モダン和洋室」

デイベッド付きの「アジアンルーム」

温泉は源泉かけ流しで、敷地内に源泉があり湯量の豊富さはお墨付き。泉質は塩化物泉で、無色透明でにおいもなく、子どもも入りやすい。海が見える大浴場、開放的で広々とした露天風呂があり、ゆっくりと温泉を満喫できる。有料の宿泊客専用の貸し切り露天風呂もある。

露天風呂も完備。湯量が豊富で源泉かけ流し

大浴場にはサウナも。広々とした温泉で日ごろの疲れを癒やそう

そして食事はというと、夕食時も楽しめる「お子様ランチ」(1,300円税込)やベビーチェアを用意するなどし、施設広報も「お子様連れ大歓迎です! 」とのこと。部屋食ではないが、きめ細やかなサービスのレストランでの食事なので、子ども連れファミリーも安心して利用してほしい。

夕食一例。レストランでの会席スタイルで、季節の食材を取り入れた料理が楽しめる。刺身などに積極的に地元の魚が使われている。レストランでの食事となるが、子ども用の食事やベビーチェアもあって子ども連れファミリーも安心

朝食はバイキング。和を中心に料理がずらり。「もちもち五穀ご飯」や蒸し野菜、手づくり豆腐などヘルシーなメニューが多いのも魅力的

初島は熱海から高速船で30分弱の距離なので、熱海を拠点とし、1泊2日の1日目でも2日目でも初島に足を伸ばすことができる。前編で紹介した初島の宿泊施設「初島アイランドリゾート」にはカフェもあるので、ここでランチをすることも可能だ。

日帰り初島の場合は、「初島アイランドリゾート」内のカフェのランチ利用がオススメ!「ナシゴレン」(1,100円)といったアジアンフードやデザート、トロピカルドリンクが楽しめる。子ども向けの「Kidsプレート」(950円)も(共に税込)

東京から新幹線で50分弱の熱海、そして「首都圏から一番近い離島」という初島は、子ども連れでも楽々の身近で充実したリゾートだった。