ヤマハ発動機はこのほど、ヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT(モトボット)」開発の第2フェーズ始動に伴い、現在のパートナーである「SRIインターナショナル」と、引き続き共同開発を行っていくことで合意したと発表した。

自律走行する「MOTOBOT(Ver.1)」

また、米国ネバダ州ラスベガスで開催中のコンシューマ・エレクトロニクス分野で世界最大の見本市「CES」において、現地時間の8日に同社とSRI両担当者によるMOTOBOT開発のプレゼンテーションも行われる予定。

MOTOBOTは、車両に改造を加えずに二輪車の自律運転を実現するヒト型自律ライディングロボットで、2015年の「第44回東京モーターショー」に出展して話題となった。2017年には時速200kmを超えるサーキット走行を目指しており、自律走行を実現した第1フェーズに続き、第2フェーズではサーキット走行の実現に向けた基盤技術の開発を進めるとのこと。

また、これらの目標にチャレンジする過程で獲得できる高度な技術を、将来の先進技術やライダー支援システムなどへ応用するほか、新規ビジネス開拓に繋げていくとしている。