■安定という名のマンネリ
・「これからの仕事の仕方: 今安定しているので、何を目指せばいいかよくわからない」(32歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「仕事の内容がマンネリ化している: 変化がなくて面白くないから」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「マンネリ: 仕事に馴れてきてこの先のびしろがあるのかわからないから」(34歳女性/その他/その他)
・「仕事がつまらない: 飽きてしまった」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
■ステップアップしたい
・「資格がない: 転職スキルがない」(33歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「同じ仕事の繰り返しでキャリアアップ出来ない事です: いつまで今の職場で働けるか分からないので不安です」(32歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「キャリアをどうつみあげていくか: 将来のことが不安」(35歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「伸び悩んでいると思う: どうやたらここから先、一皮むけた成長ができるか悩んでいるから」(33歳男性/小売店/事務系専門職)
■転職ラストチャンス?
・「自分がホントにこの仕事で良いのかを悩む: 10年たって新しいことにチャレンジすべきじゃないかと」(33歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「今後のことについて: 転職するならこのくらいの年齢が限界だと思うから」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「今後の展望: 新しいことにチャレンジしてみたいけど、ラストチャンスになりそうでなかなか決断できない」(33歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)
・「今後、フリーランスとして仕事をとっていけるかどうか: 『40歳の壁』に着々と突き進んでいる気がするから」(37歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
■体力にも不安
・「仕事が多いこと: しんどいから」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「今後続けていけるか: 疲れ等がひどすぎる」(30歳男性/食品・飲料/技術職)
・「座りっぱなし: 肩・腰がつらい」(31歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「集中力がつづかない: すぐ集中がとぎれて仕事がなかなかすすまない」(32歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「健康: 運動不足」(32歳女性/その他/その他)
■30代女性の悩み
・「結婚してから未婚のお局様の態度が急に冷たくなった: 仕事がやりづらい」(37歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「これから産休に入るので、そこらへんの手当て」(33歳女性/建設・土木/技術職)
・「子育てとの両立: 心の余裕がない」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「子供を産むか、仕事を取るか: 両立はやっぱりできないから……子供産んでいる間に同期の男が出世したら悔しいし、逆に仕事を頑張っている間に同年代の女が子供を産んでもあせる」(30歳女性/通信/事務系専門職)
・「時間がない! : 子育てにも時間を割きたいし、自分の仕事もしたい」(38歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■総評
30代に聞いた現在の仕事の悩み、"新人"時代を過ぎて約10年、仕事に慣れてきたからこそのさまざまな悩みが浮上した。
まずは仕事ぶりを認められ、その結果「だんだんと責任が重くなってきた」「任される仕事が増えた」という人たちの悩みから。リーダー的役割を任されるようになったものの「手探り状態」「進め方が不安」「年齢と実力が伴っていない」と、自信のなさそうな回答が目立った。逆に、仕事の成果がうまく上がっていない人たちは「出世しそびれている」「上に上がれるか心配」と焦りを抱えているよう。「新入社員がおらず、いつまでも下っ端扱い」という不満もあった。期待されている人もそうでない人も、それぞれの悩みがあるようだ。
30代でも「契約社員」「任期付き」など不安定な身分が続く人は、「安定した生活がしたい」と望んでいた。逆に仕事は安定しているものの「マンネリ化」しているという声も。おおまかな仕事の流れをつかんでしまうと「変化がなくてつまらない」「目標が分からない」と停滞する状況に不満をもってしまうよう。ルーティンワークだと「成長できない」「伸び悩んでいる」「キャリアアップできない」、この状況を打破しようと転職を決意しても「資格やスキルもない」……と八方ふさがりの状況に陥ってしまっているようだ。
転職に関しては、年齢的にも転職できる「ラストチャンス」「タイムリミット」と考えている30代が非常に多かった。これ以上年を重ねるとタイミングを逸してしまうという焦りがあるようだ。また、30代女性たちからは「結婚」「子育て」と「仕事」の両立に関する悩みが寄せられた。子育ても仕事もがんばりたいが「時間がない」「心の余裕がない」というのは、忙しい子育て世代のワーキングマザーたちの偽らざる本音だろう。
38歳男性からは「同級生の間でもずいぶん差がついている」「支店長クラスになっている人もいれば、夢を諦めずにバイトをしながら役者を志している人もいる……人生に正解はないが」という30代の現状も報告された。人生でも仕事でも明暗がはっきり分かれてくる30代、思うような道に進めていない人の「ここでなんとか軌道修正しないと……」と焦る様子が、回答からは読み取れた。
調査時期: 2015年11月9日～11月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性128名 女性172名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
