南海電鉄の特急ラピート「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」号が21日から営業運転を開始した。難波駅で出発式も行われた。

特急ラピート「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」号の運転開始を記念し、難波駅で出発式を開催。ストームトルーパーもサプライズ登場した

同列車は映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』(12月18日公開)とタイアップした特別仕様の列車として、期間限定で運転されることに。50000系1編成を使用し、黒を基調とした「スターフィールド」で車両全体を覆い、ヒロインのレイをはじめ、C-3PO、R2-D2、チューバッカ、ストームトルーパーなどのキャラクターを各車両に配置した。車内もデッキを中心に、作品に登場するキャラクターの装飾が施されている。

特急ラピート「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」号(11月20日の報道内覧会にて撮影)

営業運転が開始された11月21日、同列車をひと目見ようと、多くのファンが難波駅に集まったという。出発式には南海電気鉄道専務取締役営業本部長の金森哲朗氏、ウォルト・ディズニー・ジャパンのスタジオ部門ゼネラルマネージャーを務める塚越隆行氏らが出席。「私もスター・ウォーズの大ファン。6作すべて劇場で鑑賞しています。『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』号の運転が決定し、感無量です」と金森氏は述べた。

塚越氏は運転開始にあたり、「スター・ウォーズの世界観をたくさんの方々に体験し、映画も楽しんでいただきたい」とコメント。出発式では、サプライズで登場したストームトルーパーが見守る中、運行の安全と映画の成功を祈念してのテープカットが行われたという。難波駅長の出発合図とともに、同列車は関西空港駅へ向けて発車した。

特急ラピート「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」号の運転期間は2016年5月8日まで。年内の運行ダイヤも発表されており、11月25日と12月21・28日を除く毎日、難波~関西空間の特急「ラピート」で1日4~8往復運転される予定(やむをえない事情で予告なく時間が変更される場合あり)となっている。