お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が、8日に放送された日本テレビ系トーク番組『おしゃれイズム』(毎週日曜22:00~22:30)に相方・綾部祐二(37)と共にゲスト出演し、姉の感動エピソードを披露した。

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹

今年、小説『火花』で芥川賞を受賞した又吉。発行部数は10月で239万部に達するなどいまだに売れ行き好調のようだが、周囲の"又吉フィーバー"は「だいぶ落ち着いてきました」。受賞直後は、街中で声を掛けられる時に子どもの頭や妊娠中のお腹を「なでてください」と頼まれることも多かったのだそう。

印税の使い道に関しては「何か買った方がいいんやろうなと思うんですけど、何にも予定していなくて」。家族から何も求められることはなかったが、姉から「1つだけ頼みがある」とお願いされたことがあったという。又吉は貧しい家庭だったことに触れ、「そんなこと言う姉じゃないのに」と驚いたが、「やっと言ってくれた。この機会に何かをプレゼントしたい」とうれしい瞬間でもあった。

ところが、姉から言われたのが「芥川賞の正賞の懐中時計を見せてほしい」。あまりにも謙虚な姉に又吉は「それはちょっと泣きそうになりました」と感動したそうで、そのエピソードを聞いた相方・綾部は「200万円ぐらいの時計を買ってくれ」と求めていたことから「恥ずかしい……」とうつむいていた。