古舘伊知郎キャスター(60)が、16日放送のテレビ朝日系『報道ステーション』(毎週月~金21:54~)で「芥川賞と本屋大賞の区分けがだんだん無くなってきた」などと発言し、物議を醸している。

小説『火花』で第153回芥川賞を受賞した又吉直樹

同日、第153回芥川賞の受賞作が発表され、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の『火花』、羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』が選ばれた。又吉はデビュー小説でありながらお笑い芸人初の快挙。多くのメディアがこの話題を取り上げた。

同番組でも又吉の会見の様子を伝えた。そのVTR明けに古舘氏は、「みんなすごいなと思うんですけど」と前置きした上で、「芥川賞と本屋大賞の区分けがだんだん無くなってきた気がするんですけどね」とコメント。サブキャスターの小川彩佳は笑顔を浮かべながらも、「ちょっと読んでみないと分からないですけど」とフォローした。

それでも古舘キャスターは「なんか状況的にもね。時代が違うといったらそれまでなんですけどもね」と続け、「僕なんかの年代は『あれ?』っていう感じもちょっとするんですけどね」と疑問を投げかけた。

ネット上でこの発言が話題となり、ツイッターでも拡散。「暴言」「皮肉」「同意」など賛否両論が巻き起こる一方、「またか…」と古舘キャスターの失言に呆れる声も上がっている。