ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は10日より、同社独自の電子マネー「クロネコメンバー割」を沖縄県で開始し、全国にサービス提供地域を拡大する。また、新たに宅急便着払い決済にも対応する。同社は「クロネコメンバーズのお客様により便利に(宅急便サービスを)使っていただきたい」と話している。

支払い時の利用で宅急便運賃を割引

同社は2014年5月、クロネコメンバーズの利用者向けに「クロネコメンバー割」を開始。同サービスは、「クロネコメンバーズ電子マネーカード」に「クロネコメンバー割」を現金でチャージして、支払い時に利用すると、宅急便本体価格(税別)から10%割引(5,000円以上チャージした場合)、「クロネコメンバー割BIG」は15%割引(5万円以上チャージした場合)される。

支払いに「クロネコメンバー割」を利用できるサービス(コレクト品代金、保険料は利用不可)

沖縄でのサービスでは、ヤマト運輸の営業所59カ所への持ち込みやセールスドライバー訪問時に、宅急便運賃を「クロネコメンバー割」で決済すると、割引された宅急便運賃が「クロネコメンバーズ電子マネーカード」から引き落とされる。

宅急便運賃の例

また、オークションやフリマなどでの個人間取引などで宅急便着払いを利用する際にも、「クロネコメンバー割」を利用したいという声を受け、チャージした電子マネーでの宅急便着払いの決済に対応。荷物の受取時に「クロネコメンバー割」で決済すると、クロネコポイントの受け取りポイントに加え、電子マネーポイント(5ポイント)も貯まる。なお、宅急便着払いの決済は割引運賃の対象には含まれない。