ヤマハ発動機はこのほど、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)に、「YAMAHA MOTOR PRODUCT ORCHESTRA」をテーマとする展示ブースを出展すると発表した。

「リーニング・マルチ・ホイール(LMW)」

二輪車発想で同社らしさを表現した四輪車のデザイン提案モデル

ヤマハブースでは、世界初披露となるコンセプトモデル「レゾネーター125」「PES2」「PED2」「YPJ-MTB CONCEPT」のほか、新たな次元の感動創造に挑む「リーニング・マルチ・ホイール(LMW)」や二輪車発想で同社らしさを表現した四輪車のデザイン提案モデル、さらに「電動アシスト自転車」「スクーター」「モーターサイクル」「四輪バギー(ROV)」といった、ワールドプレミア6モデルと日本初披露のジャパンプレミア1モデルを含む合計20モデルを展示。

また、モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律ライディングロボットの技術展示など、小型モビリティを基幹事業とする同社ならではの「広がるモビリティの世界」を提案する。

「レゾネーター125(Resonator125)」は、オーセンティックスポーツのコンセプトモデル。軽量・スリム・コンパクトな車体に、メーター周りに新規性のあるデバイスを配して、近未来の時代感とノスタルジックを融合。さらにギターに用いる木目素材をあしらったタンクやシートカウル、管楽器に用いるエングレービング技法で装飾したマフラーやタンクキャップ等を採用し、ヤマハブランドならではの感性と質感で、若者のインスピレーションを刺激する。

「PES2」と「PED2」は、電動ならではの特性に加え、既存のモーターサイクルファンにも違和感のない操作感と、Passionを感じる新感覚の走りを実現する、原付二種クラス相当のEV二輪のコンセプトモデル。Streetスポーツの「PES2」と、Dirtスポーツの「PED2」は、フレームを兼ねるモノコック構造の新パワーユニット(ヤマハ・スマートパワー・モジュール)を共有する。「PES2」は、前輪にインホイールモーターを装着した2WDを採用したオンロードスポーツ。一方の「PED2」は、EVのクリーン&サイレント性を生かしたマウンテントレールギア。

「YPJ-MTB CONCEPT」は、モーターアシストと高性能自転車のハイブリッドによる、フィールドを選ばない大人が楽しむ電動アシストマウンテンバイク。電動ユニットの存在感を際立たせる発進・加速・登坂性能と、電動ユニットの存在を感じさせないデザイン性を両立。「"楽(ラク)"する道具から、"楽しく"スポーツする趣味材」へと、電動アシスト自転車の機能を再定義し、新たな価値とシーンを提案する「YPJ」のMTBタイプのコンセプトモデル。

「レゾネーター125(Resonator125)」

「YPJ-MTB CONCEPT」

「PES2」

「PED2」