大阪人のソウルフードと言える「たこ焼き」。大阪市内の繁華街には必ずたこ焼き屋があり、大阪人の誰もがお気に入りの一軒を持っている。しかしながら、たこ焼きを自分で焼ける店は非常に少ない。そこで今回は、大阪でも希少な「自分でたこ焼きが焼けるお店」を3店紹介しよう。
秘伝のふんわり生地×唐辛子入りソース
大阪キタの繁華街・梅田の赤い観覧車で有名な商業施設「HEP FIVE」の裏にある「蛸之徹 角田店」は、国内外の観光客はもちろん芸能人も訪れる有名店だ。
最もスタンダードな「たこ焼き」(600円)は、タコ、天かす、ネギ、紅しょうがが入っており、1人前は12個となっている。タコやネギをセットして生地を流し込んでもらったら、店員さんからバトンタッチ。早速、自分で天かすと紅しょうがを入れて焼いていく。焼き方が分からない時は、店員が焼き方をアドバイスをしてくれる。
蛸之徹の味の決め手は生地とソースにある。たこ焼きの味と仕上がりの固さを決める生地の材料や作り方は、社長をはじめとした数人しか知らない秘伝中の秘伝。蛸之徹のたこ焼きが焼きやすいのにふんわり焼き上がるのは、この秘伝の生地のおかげなのだ。
独自レシピのソースは、客からの要望に応える形で店頭や関西の大手スーパーでも販売している。また、唐辛子の辛さが効いた辛口ソースも用意されており、若い人に大人気だそうだ。
「当店はお客さまに焼いていただくのがルール。初めてだったり焼くのが苦手だったりするお客さまには、店員が積極的に話しかけつつ焼くのをサポートします。なぜなら、当店ではたこ焼きをエンターテイメントだと考えているから。たこ焼きをただ食べるだけじゃなく、テーマパーク感覚で作ることも楽しんでいただきたい。それが私たちの想いです」という店員の言葉からは、たこ焼きに対する"愛"を感じた。
●information
蛸之徹 角田店
大阪府大阪市北区角田町1-10 (Hep Five 裏)