タレント、マツコ・デラックスそっくりな人間型ロボット(アンドロイド)の"マツコロイド"が、12日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコとマツコ』(毎週土曜23:00~23:30)で、サンドウィッチマンの伊達みきおとコントに挑戦する。

コントに挑戦するサンドウィッチマンの伊達みきお(左)と、マツコロイド

マツコロイドには、パソコンで打ち込んだ文字を、人間に近い自然な音声で話せるAIトーク機能が搭載されており、すでにナイツと漫才を演じた実績がある。しかし、漫才が基本的に話術中心の演芸である一方、コントは顔の表情や動きが重要で、小道具もある。

ところが、マツコロイドは、表情の落差が乏しく、分かりづらいという欠点が。さらに、左手が動かせない上、物が持てないという課題もある。こうした条件の中、サンドウィッチマンの2人は「タクシー」のコントを用意。動きを一つ一つ修正し、表情にメリハリをつけるなどして稽古を重ね、先輩芸人のインスタントジョンソンと、ドランクドラゴンの鈴木拓からもアドバイスを受けた。

そして迎えた本番。ともに舞台に立った伊達は「マツコさんとやってる感じがした。違和感があったのは最初だけ。本当に意思疎通ができるようになった」とできばえに驚き。今回の稽古で新たに加わった動きもあり、マツコは「あれはすごい! あのおちんちんの触り方なんて私と一緒だよ」と関心し、最後には、マツコ本人がマツコロイドとのコントも披露している。