NHKの連続テレビ小説『あさが来た』の第1週試写会が1日、東京・NHK放送センターで行われ、キャストの波瑠、玉木宏、鈴木梨央が出席した。
28日スタートの本作は、幕末から大正期を舞台に、実業家として活躍するヒロインを描く物語。好奇心旺盛なおてんば娘のあさ(波瑠)は、両替屋の新次郎(玉木)に嫁ぐも、家業が傾いてしまう。ボンボンで道楽者の新次郎に代わって働くあさは、子育てをしながら様々な事業を立ち上げる――というストーリーで、主題歌にAKB48の「365日の紙飛行機」が起用されている。
ヒロインを演じる波瑠は、「果てしないような撮影だけど、今日は節目を迎えられてうれしい。元気とパワーが出る面白い作品だなと思う」と仕上がりにホッとした表情。また、あさの幼少期を演じる鈴木が、「ドラマを見て、1日頑張ろうって思ってくれたらうれしい」と笑顔でアピールすると、鈴木の撮影風景を見学していたという波瑠は、「元気で真っ直ぐな梨央ちゃんの姿を見て、『私はここから引き継がなきゃ!』と頼もしく思いました」と微笑んでいた。
一方、ちょんまげ姿で役に挑んでいる玉木は、「時代劇の朝ドラは珍しい。非常に面白い作品になっていると思うので期待して」と自信たっぷり。劇中で"びっくりぽん"が口癖の波瑠から、「玉木さんがイタズラ好きで、空き時間によく驚かせてくれます。顔に向かって、ゴキブリのおもちゃをすごい勢いで投げられました」と撮影中のエピソードが語られると、「波瑠さんはおしとやかなイメージだったけど、イタズラの仕返しをするおてんばな部分もある」と苦笑いしていた。