芥川賞受賞会見でのピース・又吉直樹(7月16日=東京・帝国ホテル)

芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』が全文掲載されている、月刊『文藝春秋』9月特別号(7日発売)が、13万部増刷されることが10日、発表された。

これで累計発行部数は105.3万部となり、「昭和天皇独白録」を掲載した1990年12月号の105万部を抜いて歴代第2位に。歴代1位は、第130回芥川賞を受賞した『蹴りたい背中』(綿矢りさ)、『蛇にピアス』(金原ひとみ)が掲載された、2004年3月号の118.5部となっている。

なお、『火花』の単行本は、またもや20万部の増刷が決定し、これで19刷に。累計発行部数は229万部となった。

さらに、『火花』と芥川賞W受賞となった、羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』の単行本も、7日に発売されたばかりだが、すでに3刷で、累計発行部数は11万部となっている。