映画『ロマンス』のロマンスカーイベントが15日、東京・小田急電鉄喜多見電車基地で行われ、キャストの大島優子、大倉孝二とタナダユキ監督が出席した。

映画『ロマンス』のロマンスカーイベントに出席したタナダユキ監督、大島優子、大倉孝二(左から)

8月29日に全国公開する本作は、箱根を舞台に1日の出会いと別れを描く旅物語。新宿と箱根を往復する特急ロマンスカーでアテンダントとして働く鉢子(大島)は、ひょんなことから、怪しい中年男・桜庭(大倉)と珍道中を繰り広げることになる――というオリジナルストーリーだ。

アテンダントの制服姿で登場した大島は、ロマンスカー・MSEの前でくす玉を割り、「ポンと背中に手を添えてくれるような作品なので、ゆるい気持ちで見て欲しい」とアピール。また、制服姿に、「本当に久しぶりで背筋がシャキッとする。鉢子に戻ったようで居心地が良いですね」と笑顔を見せた大島。18日からは、大島による車内アナウンスを実施予定で、報道陣でごった返す車内に流れると、「恥ずかしいです。とっても……」と大照れしていた。

AKB48卒業後初の主演映画となる本作は、小田急グループの全面協力で撮影。60kgの重さがあるカートを車内で押すシーンを、タナダ監督は、「本業の方がビックリするくらい飲み込みが早かった」と大絶賛し、大島は、「とても大変。生半可な気持ちじゃできない。接客をすることで、レディのたしなみや行儀を教わりました」とにっこり。周囲から好評のアテンダントっぷりだったが、「今度は、工事現場で働く作業員の方の格好をしてみたい。汗水たらして働いてる女性を見て、応援したくなった」と男勝りな一面を明かしていた。