電通とハースト婦人画報社は24日、富裕層世帯の日本女性の「意識・消費行動調査」の結果を発表した。対象は、世帯資産が1億円以上(人口の約6%)または世帯年収2,000万円以上(人口の約1%)の全国の女性約309名。期間は2月25~27日。

1カ月あたりの自由な支出、富裕層の27.5%が「20万円以上」

「1カ月間で自由に支出する金額」を質問したところ、「5万円未満」と回答したのは、富裕層女性は30.7%に対し、一般女性は93.3%だった。一方、「20万円以上」と答えたのは、富裕層女性の27.5%(「上限なし」の回答者16.8%を含む)となり、一般女性では0.3%という結果となった。

1カ月あたりの自由に使えるお金

「資産運用に対する関心・態度」を聞いたところ、「関心あり」と回答したのは、富裕層女性は61.5%、一般女性25.5%となった。「行っている資産運用」では、、富裕層女性の最多は「株式投資(国内)」で65.4%(一般女性6.3%)となった。続いて、「株式投資(海外)」18.8%(一般女性0.4%)、「日本国債」16.2%(一般女性3.5%)が上位を占めた。

富裕層女性は美容・健康・教育投資にも積極的

普段行っているスポーツを聞いたところ、富裕層女性の最多は「スポーツクラブ」で16.5%(一般女性5.2%)。次いで、「ヨガ・ピラティス」16.2%(一般女性6.8%)、「ゴルフ(コース)」15.2%(一般女性1.1%)となった。

教育に対する意識に関しても質問。富裕層女性は「教育にはお金を惜しまない」が74.8%(一般女性45.0%)。また、「公立より私立の学校に通わせたい(通いたい)」が48.9%(一般女性25.7%)。「外国留学をさせたい(したい)」が59.2%(一般女性49.3%)となった。

美容に対する意識を聞いたところ、「化粧品にお金をかける」が46.6%(一般女性24.1%)。「美容関連にお金をかける」が44.3%(一般女性22.3%)となり、富裕層女性は美容関連の支出にも積極的ということがわかった。