人気フリーホラーゲームを原作とした映画の第2弾『青鬼 ver.2.0』(7月4日公開)の予告映像が24日、公開された。

『青鬼 ver.2.0』の場面写真

原作は、ゲーム製作者であるnoprops氏がRPGツクールで制作したホラーゲーム『青鬼』。複雑な謎解きや仕掛け、突然現れてプレーヤーに襲いかかる青鬼に加え、不気味なBGMと恐怖感をあおる演出で話題に。無料でダウンロードできるフリーソフトとは思えないクオリティーの高さから多くの支持を集め、昨年にはAKB48の入山杏奈主演で実写化第1弾となる映画『青鬼』が公開された。

公開された予告編は、不登校中のクラスメート・シュンの様子を見に彼の家を訪れたひろしと杏奈が、怪物が出るとうわさされる屋敷「ジェイルハウス」へと引きずりこまれる場面から始まる。ゲームとリンクした空間の中で、恐怖も難易度もバージョンアップした謎を解き明かそうと奮闘するひろしたちの姿が描かれ、さらに、青鬼や青鬼亜種のフワッティーが襲いかかる迫力のシーンも登場する。

ひろしを演じるのは、これが映画初主演となる若手俳優・中川大志。連続ドラマ『家政婦のミタ』の長男・阿須田翔役で注目され、『水球ヤンキース』、『地獄先生ぬ~べ~』と、立て続けに注目のドラマでレギュラー出演を果たしてきた。中川は本作について、「軽い気持ちで映画館へ行って、あとでびっくりしていただきたい」とオススメの鑑賞方法を語りつつ、「人間模様も丁寧に描かれているので、見終わった後に何か残っていただけたらと思います」とコメントを寄せた。

ヒロインの杏奈を演じるのは、『奇跡』(2011年)や、『紙の月』(2014年)などの映画へ出演し、女優の平愛梨の妹としても知られる平祐奈。「この作品と出会ってから、ホラー作品を楽しみに見るようになりました! だから、グロいけれど、わたしみたいにホラーを克服できる人がいるかもって思います」という平は、「普通のホラーと『青鬼』は違うので、ゲーム感覚で楽しみにしてほしいですね」と、ホラー初心者に向けたコメントを披露する。一方、ひろしの相棒・卓郎を演じる俳優の松島庄汰は、「無駄にリアルな青鬼に期待ですよ! バージョンアップですから」と自信をのぞかせた。

共演にはほかにも、CanCam専属モデルでグラビアでも活躍する女優の久松郁実、俳優の勧修寺玲旺、タモト清嵐らフレッシュなキャストがそろう。


(C)2015 noprops・黒田研二/『青鬼 ver.2.0』製作委員会