京樽はこのほど、全国の20~59歳の既婚女性を対象に実施した、「夫婦仲と減塩に関する実態調査」の結果を発表した。調査は5月27日~28日にインターネットで行われ、有効回答から年代が均等になるように1,000名を抽出した。

既婚女性8割が「夫を大切にしている」と回答

「夫婦仲に関する状況に、自信があてはまるか」

まず、夫婦間の思いやりや仲の良さについて実態を把握するため、夫婦仲に関する状況をいくつか提示し、自身があてはまるかどうか聞いたところ、夫を大切にしているかどうかでは「非常にあてはまる(29.5%)」「ややあてはまる(51.3%)」と、約8割が「あてはまる」と回答した。同様に、夫に大切にされていると思うかどうかでは8割弱(77.2%)、よく夫婦げんかをするかどうかでは3割半(35.5%)、夫婦仲は良いほうだと思うかどうかでは8割強(82.2%)となった。

夫に大切にされている妻は、夫に対する減塩意識が高い

「夫婦互いの食事における減塩に対する意識について」

続いて、「旦那さまに出す料理で減塩を心がけているか」聞いたところ、およそ6割が「あてはまる (60.3%)」と回答。この結果を、夫に大切にされているかどうかでみたところ、大切にされていると思う層の「あてはまる」計は63.9%だったのに対し、大切にされていない層は48.2%という結果に。夫に大切にされていると思う妻のほうが、夫に対する減塩意識が高いことがわかった。

また、夫が自分の食事の減塩に気を遣ってくれていると思うか尋ねたところ、「あてはまる」と回答した妻は28.4%。同様に、夫に大切にされているかどうかでみると、こちらでも、大切にされていると思う層(34.3%)のほうが、大切にされていない層(8.3%)を大きく上回る結果に。妻が夫に大切にされていないと感じている家庭では"夫からの愛情は不足し、食卓に並ぶ料理の塩分は過多になっている"、そんな夫婦の様子が浮き彫りとなった。

妻たちの減塩料理テクニック

「減塩料理とカロリーオフ料理のテクニック」

次に、減塩料理のテクニックについて教えてもらったところ、「だしのうまみを活かす(62.2%)」を筆頭に、「ネギやニンニクの風味で食欲を引き出す (53.4%)」「スパイスを利用して風味をつける (45.0%)」と続き、他の食材の風味を活かす工夫が上位に挙がった。また、健康的でおいしいカロリーオフ料理を作るためのテクニックについても聞いたところ、「鶏肉は皮をとって使う(36.6%)」「肉は、脂肪の少ないもも肉やヒレ肉を主に使う(35.5%)」「油揚げ・がんもどきなどは油抜きをする(34.2%)」といった項目が上位となった。

「食べてみたいと思う乳和食メニュー」

続いて、料理の減塩で近年話題となっている、牛乳を活用してコクを出すことで減塩した和食をおいしく食べる"乳和食"について、食べてみたいと思うメニューを聞いたところ、1位は、マヨネーズの代わりに牛乳と酢で味付けをした「ミルクポテトサラダ(35.1%)」だった。続く2位は、卵の代わりに含有食塩相当量が少ない牛乳を使って衣を作る「ミルクとんかつ(27.3%)」、3位は、添付調味料の使用量を半分以下にしつつ、スープを牛乳で割ることでコクを保ちながら減塩する「ミルクラーメン(21.2%)」となった。(「京樽」調べ)