日本フランチャイズチェーン協会は20日、2015年3月度のJFAコンビニエンスストア統計調査(速報)を発表した。それによると、3月の売上高(税別)は既存店ベースで前年同月比2.8%減の7,626億1,100万円となり、12カ月連続で前年を下回った。

店舗売上高(出典:日本フランチャイズチェーン協会Webサイト)

3月は、降水量が多かったものの、全国的に平均気温が高かったことで、全店・既存店の来店客数はともに前年より増加。客単価については、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や惣菜等が引き続き好調だったのに対し、消費増税前のたばこをはじめとする駆け込み需要の反動により、全店・既存店ともに減少した。なお、既存店売上高はたばこの売上高減少分を勘案すると前年比プラスとなった。

既存店ベースの来店客数は同0.2%増の12億6,106万人と、2カ月連続のプラス。平均客単価は同3.0%減の604.7円と、2カ月連続のマイナスとなった。

商品別の売上高を見ると、日配食品は同2.4%増、サービスは同14.6%増。一方、加工食品は同0.3%減、非食品は同12.4%減となった。

全店ベースについては、売上高は同1.4%増の8,410億9,100万円と、25カ月連続のプラス。来店客数は同4.8%増の13億7,093万人と、48カ月連続のプラス。平均客単価は同3.3%減の613.5円と、2カ月連続のマイナスとなった。