日本フランチャイズチェーン協会は20日、2014年の「CVS統計年間動向」を発表した。それによると、全国のコンビニエンスストア年間売上高は既存店ベースで前年比0.8%減の8兆8,315億円となり、3年連続で減少した。

2014年は、大雪の影響があった2月に食品・非食品のまとめ買いが、3月には消費増税に伴う駆け込み需要でたばこなどのまとめ買いがあり、前年を上回ったが、4月以降は駆け込み需要の反動や天候不順、個人消費の低迷などにより前年を下回った。

売上高(全店・既存店)伸び率推移(出典:日本フランチャイズチェーン協会Webサイト)

年間来店客数は前年比1.1%減の147億1,387万人、年間平均客単価は同0.2%増の600.2円となった。

全店ベースで見ると、年間売上高は前年比3.6%増の9兆7,309億円、年間来店客数は同3.7%増の160億5,499万人、年間平均客単価は同0.04%減の606.1円となった。

併せて発表した2014年12月度のJFAコンビニエンスストア統計調査(速報)によると、12月の売上高は既存店ベースで前年同月比1.2%減の7,817億円となり、9カ月連続で前年を下回った。来店客数は同2.2%減の12億4,162万人、平均客単価は同1.0%増の629.6円だった。

全店ベースでは、売上高は前年同月比3.2%増の8,593億円、来店客数は同2.6%増の13億4,813万人、平均客単価は同0.6%増の637.4円となった。