AKB48グループの総合プロデューサーで作詞家の秋元康氏が、14日に放送されたテレビ朝日系報道番組『報道ステーション』(毎週月~金21:54~23:10)にVTR出演した。その中で、AKB48の楽曲「恋するフォーチュンクッキー」にまつわるエピソードが明らかになった。

「恋するフォーチュンクッキー」で初めてセンターを務めた指原莉乃

友人関係である一方、数々の番組作りも共にしてきた秋元氏と同番組メインキャスターの古舘伊知郎氏。そんな2人が居酒屋で対談し、思い出話に花を咲かせる中、古舘氏は20年前にアメリカ・ニューヨークを旅行中に秋元氏が話していた内容が、「恋するフォーチュンクッキー」の原点であることを証言した。同曲は、AKB48の32枚目シングルの曲。指原莉乃が初めてセンターを務めた楽曲で、累計150万枚以上の売り上げを記録するなど、同グループの代表曲となった。

中華街で食事をしている時、秋元氏が語ったのはその大ヒットの"種"となる「フォーチュンクッキー」について。古舘氏いわく、秋元氏はフォーチュンクッキーを割りながら「変じゃないですか? われわれ日本人は神社でおみくじを引く。外国人にとっては木の枝におみくじをくくるのも変なのかもしれないけど、クッキーを割って占うって笑っちゃいますよね」と語っていたという。

秋元氏は「そうですね」と認めながら、古舘氏からの「(20年前から)ずっと熟成させていたんですか?」には、「たぶん、そんなに考えていないんですよ」と返答。「いろんなところに"付箋"をつけている」中の1つと語り、「作詞家はいろんな方がいらっしゃるけども、ボキャブラリーではないような気がするんです。僕の場合は放送作家から作詞家になっているので、目撃した物がずっと頭の中に残っているんでしょうね」と説明した。