吉野家ホールディングスはこのほど、2015年2月期(2014年3月1日~2015年2月28日)の連結決算を発表した。それによると、2015年2月期は売上高が過去最高を更新して増収増益となった。

2015年2月期の連結業績(2014年3月1日~2015年2月28日)(出典:吉野家ホールディングスWebサイト)

売上高は前期比3.8%増の1,800億3,200万円と過去最高を更新、営業利益は同61.3%増の35億1,500万円、経常利益は同22.1%増の39億9,300万円、純利益は同34.8%増の9億4,100万円となった。

主力の牛丼チェーン「吉野家」の売上高は953億1,800万円と、前年同期比2.5%の増収。2014年10月に発売した「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」など新商品が好評だったほか、同年4月と12月に牛丼の値上げを実施したことが増収につながった。

海外事業の売上高は142億8,100万円と、同14.5%の増収。米国でのクーポンセールが好調に推移し、既存店売上高が増加するなどした。

2016年2月期の連結業績予想は、原材料価格の上昇や円安の影響から、売上高は前期比2.8%増の1,850億円、営業利益は同14.7%減の30億円、経常利益は同14.9%減の34億円、純利益は同15.0%減の8億円と、増収減益を見込んでいる。