リクルーティングスタジオは4月9日、スマートフォンアプリ「幕末村を作ろう! 」iPhone版のリリース記念として、月間400万アクセスあるスマートフォンアプリ「名字由来net」およびWEBサイト「名字由来net(Web)」から「幕末村の登場人物名字ランキングベスト30」を発表した。なお同ランキングでは、同アプリとサイトのデータベースから、電話帳データをもとに実世帯が確認できるもののみを集計。人数の少ない順にランキングを作成した。その際、全国人数の数値は四捨五入で算出した。

「幕末村の登場人物名字ランキングベスト30」

1位となった名字は、明治維新後も外務大臣として治外法権の撤廃に貢献した陸奥宗光(むつ むねみつ)の名字である「陸奥」となった。「陸奥」は全国におよそ60人の珍しい名字で、現在の青森県・岩手県・宮城県・福島県にあたる旧国名"陸奥"にルーツがあるとされている。陸奥宗光は紀州(現在の和歌山県)の出身だが、"陸奥"を治めていた戦国武将・伊達政宗(だて まさむね)の子孫とされている伊達宗広(だてむねひろ)の息子として生まれたため、自身のルーツがある陸奥国の姓を名乗ったと言われている。

2位には、公家出身で明治維新後は内閣総理大臣を務めた西園寺公望(さいおんじ きんもち)の名字「西園寺」がランクインした。「西園寺」は全国におよそ300人みられる名字で、公家の「西園寺」家は藤原氏公季流とされている。3位の「松方」は、明治維新後は日本銀行を設立するなどの功績を遺(のこ)した松方正義(まつかた まさよし)の名字。現在は大分県や宮崎県に多くみられるという。

8位には"維新の三傑"の1人である西郷隆盛(さいごう たかもり)の名字「西郷」がランクインした。人数の多い順で集計すると同姓の全国順位は2,616位となるが、西郷隆盛の出身地である鹿児島県での順位は657位で、同県に最も多い名字となっている。15位は木戸孝允(きど たかよし)の名字「木戸」となり、木戸孝允の出身地である山口県にはおよそ300人が住んでいる。

また、明治維新に大きな影響を与えた坂本龍馬(さかもと りょうま)の名字「坂本」は25位となった。坂本龍馬の出身地である高知県にはおよそ5,700人の「坂本」姓の人が住んでおり、多い順に集計すると同県内での順位は12位となる。そのほか、木戸孝允や高杉晋作(たかすぎ しんさく)などの師であり松下村塾を開いた人物でもある吉田松陰(よしだ しょういん)の名字「吉田」が29位にランクイン。同姓は全国におよそ86万5,000人みられ、多い順での全国順位は11位となっている。

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