一般社団法人日本アンガーマネジメント協会はこのほど、25歳~69歳の全国の会社員を対象に実施した「怒り」に関するアンケート調査の結果を明らかにした。調査期間は3月10日~12日で、男女約400人から有効回答を得た。

これまでに仕事中に怒りを感じたことはありますか?

これまでに仕事中に怒りを感じたことはあるか尋ねたところ、92%が「ある」と回答した。「怒り」をどのように相手に伝えるか聞くと、最も多い回答は「本人に直接口頭で伝える」(61.3%)で、次いで「第三者を通じて間接的に口頭で伝える」(31.1%)、「Eメールで本人に直接伝える」(10.3%)だった。また、24.5%は「怒りを伝えたことがない」と回答している。

「怒り」をどのように相手に伝えていますか?

自分が怒られるときに使ってほしくない手段はなにか尋ねたところ、「第三者を通じて口頭で」(55.1%)が最も多かった。前項では、自分の「怒り」を相手に伝える時には約3割が「第三者(上司・同僚)を通じて伝える」と回答していたが、自分が「怒られる」時には半数以上がその方法は一番嫌であると考えていることがわかった。

自分が怒られるときに使ってほしくない手段

上司や先輩が新入社員に「怒り」を感じたシーンについて聞くと、「勤務態度」(81.4%)がダントツで多かった。どのような勤務態度か尋ねたところ、「仕事に対してのやる気が感じられない」「謝らない」「遅刻する」「挨拶をしない」「言葉づかい」「分かっていないのに分かった振りをする」などが多く挙げられた。

上司や先輩が新入社員に「怒り」を感じたシーン

新入社員に怒りを感じたシーンの2位は「仕事上のミスで」(64.0%)、「休憩時間で」(17.4%)、「飲み会で」(9.3%)となっている。