阪急電鉄は京都線で1月から運行しているラッピング列車(8300系1編成)について、愛称を「古都」に決定したと発表した。3月28日から愛称をラッピングし、ヘッドマークを掲げて運行開始される。

阪急電鉄8300系のラッピング列車

このラッピング列車は四季を通じた京都方面の観光促進を目的に登場し、車体側面に京都の名所・旧跡をデザインした。車内も電球色を用いた照明などで和の雰囲気を演出し、車内吊りやドア横ポスターに京都の名所マップを掲出している。阪急電鉄はデビューに合わせて同列車のネーミング(愛称)とヘッドマークデザインを募集。このほど審査結果が発表された。

愛称に決定した「古都」に関して、「千年の都にふさわしくシンプルに表現されており、愛称を漢字にすることで『和』の感覚が感じ取れる点を高く評価」(阪急電鉄)したという。ヘッドマークは名所・旧跡のシルエットと、京都の四季を彩る自然の鮮やかな色彩をグラデーションで表現し、京都への旅情をかきたてるデザインとした。

ラッピング列車「古都」ヘッドマークデザイン

中間車両に愛称「古都」のラッピングも

ヘッドマークを掲出し、中間車両(2・4・5・7両目)に愛称のラッピングを施した「古都」は、3月28日から5月6日までの土日祝日、嵐山線へ直通する快速特急に使用される。梅田発嵐山行は梅田駅10時12分発、嵐山発梅田行は嵐山駅16時17分発とされ、6両編成で運転。平日は8両編成となり、通常の列車運用に就くとのこと。