特許庁は16日、現在サービスを提供している特許電子図書館(IPDL)を終了し、2015年3月23日より、新たな特許情報提供サービスとして「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」を開始すると発表した。

特許情報プラットフォーム(Japan Platform for Patent Information:J-PlatPat)は、意匠および商標を含む特許情報を提供する新たな情報基盤としての役割を担うもの。略称J-Plat(ぷらっと)Pat(ぱっと)にも現れているように、利用者が「ぷらっと」寄って、情報を「ぱっと」見つけられるユーザーフレンドリーなサービスを提供するという。

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)ホームページ参考画像(出典:経済産業省Webサイト)

ホームページでは、トップページへの簡易検索入力ボックスの配置、入力ボックスへの入力例の表示、作業段階を示すステップチャートの導入などにより、使いやすさを追求。

また、「J-GLOBAL(科学技術総合リンクセンター)」との連携により、特許文献と非特許文献との一括検索が可能なほか、「中韓文献翻訳・検索システム」へのリンクも掲載する。このほか、「色彩」や「音」といった新しいタイプの商標にも対応する。

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)のホームページは23日9:00より利用可能。「特許電子図書館(IPDL)」は20日22:00をもってサービスを終了する。