マーシュはこのほど、収入と支出に関する調査結果を発表した。それによると、現在の個人収入について満足していると答えた割合は23.7%にとどまった。

同調査は、2015年2月23~25日にインターネット上で行われ、20~59歳の有職者320人から有効回答を得た。

収入について尋ねたところ、個人年収のボリュームゾーンは「300~400万円未満」。どの年代においても、女性より男性の方が高くなっていた。

現在の個人収入について、「満足(満足+やや満足)」と答えた割合は23.7%、「不満(不満+やや不満)」は53.1%。年齢・性別に見ると、「満足」の割合が最も高かったのは男性20~30代既婚で35.0%、反対に「不満」は40~50代の未婚層(男性72.5%、女性67.5%)で高くなっていた。また、現状の収入に不満が多かった40~50代未婚層は、今の年収から女性はプラス10~50万円程度、男性はプラス50~100万程度を希望していた。

現在の収入について、どの程度満足しているか

現在の総貯蓄額については、「100万円未満」が25.3%で最も多く、特に女性20~30代未婚では「100万円未満」が37.5%を占めた。毎月の貯蓄額は「 1~3万円未満」が21.9%で最も多かった。

1カ月に自由に使える額は、「2~3万円未満」が最多。お金の使い道については、「外食費(飲み代含む)」、「お菓子・飲料」、 「交際費」の順となった。