女優・モデルとしても活躍しているタレントの加賀美セイラが、全米で放送中のドラマ『The Pinkertons』で全米ドラマデビューしたことが、このほど明らかになった。

劇中で超能力者としてオリエンタルな衣装を身につける加賀美セイラ

加賀美が登場したのは14日(現地時間)放送の第11話からで、役どころは子供の時ドクターに拾われ育てられているミヨという日本人。ショーの主役として超能力者を演じているという設定となっている。ピンカートン探偵社の見習い探偵KENJI HARA(DEAN FUJIOKA)を手伝う、事件の鍵を握る重要な人物として描かれる。劇中では超能力者としてオリエンタルな衣装を身に着ける一方で、クラシカルなウエスタンドレスも着こなす。

ドラマ『The Pinkertons』は、旧西部に実際に存在した探偵事務所・ピンカートン探偵社がモデルの1時間ドラマシリーズ。事務所の設立者でもあるアラン・ピンカートンと、その息子であり、若さから考える前に行動してしまうタイプのウィリアム・ピンカートン、優秀な科学捜査専門家で、おとり捜査を得意とする女性探偵ケイト・ウォーンの3人の主人公が、科学捜査やおとり捜査、時には体を張って犯人を追う。

加賀美は撮影について「小さいころからの夢だった全米ドラマデビューを私のもう一つの故郷であるカナダで撮影できて、とてもワクワクした時間でした」と充実していた様子。極寒の環境での撮影中に、寒すぎて口が震え、セリフをうまく言えないというハプニングがあったが、監督がその寒さでうまく口が回らない加賀美の演技を気に入りOKテイクになったという逆転エピソードもあったという。

今回の出演決定の経緯ついて、所属事務所であるアミューズが2014年5月にAmuse USAを設立したことで、北米の映像プロダクションとの接点が増えたためという側面もある。一方で加賀美は、カナダと日本のハーフとして育ち、英語が堪能。日本では女優としてドラマなどに出演して演技経験もあり、身長170cmのスタイルでモデルとして活躍していることなどから、アメリカのドラマでも通用すると判断され、白羽の矢が立った。

加賀美を起用したプロデューサーは、「セイラさんの魅力的な遊び心のおかげで、キャラクターが真実味のある生き生きとしたキャラクターになりました。近い将来、セイラがたくさんの作品に出演し、国際的に活躍することを心から楽しみにしています」とコメント。また、監督から「あなたは私の誇りだ」と絶賛されたという加賀美は、その言葉を「宝物です!」と語った。

なお、ドラマ『The Pinkertons』は日本では今春より、WOWWOWの独占放送が決定している。

見習い探偵を手伝う重要な役どころに挑戦

ミヨは、一家の前では英語を理解できることを隠しているという難しい設定