本社のある米国では、水着姿の女性が登場するなどセクシーなコマーシャルを展開していることから、"セクシーバーガー"との呼び声も高いハンバーガーチェーン「Carl's Jr(カールス・ジュニア)」。日本に再上陸の話が決まった今、米国ではどんな商品展開がされているのか、ロサンゼルスにある店舗へ実際に行ってみた。

Carl's Jrのカウンター。メニューがずらりと並んでいる

Carl's Jrは米国のみならず世界31カ国(2014年5月現在)に展開しており、"再上陸"と記した通り、一度、大阪に進出していた。そして2014年12月、ミツウロコグループホールディングスが日本国内の運営権を獲得し、2015年秋ごろをめどに東京で1号店を展開する予定となっている。

ソフトドリンクは飲み放題

ロサンゼルスにあるCarl's Jrに行ってみると、カウンターの上には様々なメニューがずらりと並んでいた。そして店内は"セクシーバーガー"と称されるのとは打って変わり、ウッド調のテーブルやチェアをはじめ、どこか落ち着いた雰囲気すら感じられる。

"セクシーバーガー"と呼ばれるものの、店内はちょっとカントリー風

まずは人気メニューの3種類「ハーフパウンド・オリジナル・シックスダラー・シックバーガーセット」(オニオンリングとドリンク付きで6ドル31セント)、「ハーフパウンド・マイルハイ・ベーコンチーズバーガーセット」(フライドズッキーニとドリンク付きで4ドル81セント)、「オールナチュラルバーガー・シングルサイズ」(4ドル69セント)をオーダー。ロゴになっている星のマークのパッケージがかわいい。

なお、ドリンクはどれも飲み放題。メニューにチェリーコーラやダイエットドクターペッパーなどがあるのも、アメリカらしくていい。

星のマークのパッケージがキュート

ドリンクもアメリカンなものがそろう

厚さ、肉々しさ、自然派、どれを選ぶ?

どのハンバーガーも手に取るだけで重量感がずっしり伝わる。なんせ、1/2lb(約230g)のパティが標準サイズになっているのだ!

まずは「ハーフパウンド・オリジナル・シックスダラー・シックバーガー」から実食。"分厚い"という意味の"シック"の名の通り、高さ約12cmのiPhone5半分程度の厚みがある。とても一口では入りきらない。

ジューシーというよりは、ぎゅっと詰まった濃厚なパティ、そしてフレッシュなトマトやレタス、ちょっぴり辛いオニオンがしっかりマッチする。それらをサンドするカリっと焼かれたバンズは、一口食べればバターのリッチ感が口に残る。バンズとしてだけでなく、単独のパンとしても十分じっくりと味わえる。

「ハーフパウンド・オリジナル・シックスダラー・シックバーガー」は厚みぎっしり

続いて、「ハーフパウンド・マイルハイ・ベーコンチーズバーガー」へ。断面を見てみると、ベーコン、チーズ、パティ、野菜の層が美しい。こぼれんばかりに盛られたカリカリのベーコンが口いっぱいに広がり、パティのおいしさをより一層引き立ててくれる。肉々しいバーガーを楽しみたい人にはうってつけの一品だ。

「ハーフパウンド・マイルハイ・ベーコンチーズバーガー」の断面ショー

最後は、シングルサイズ(普通サイズ)の「オールナチュラルバーガー・シングルサイズ」を。これは、ホルモン剤やステロイド剤などを一切使用せず、牧草地の草のみを食べて育った牛を使用したパティが特長。そこに、ナチュラルチェダーチーズや完熟トマトをサンドした、究極の自然派ハンバーガーなのだ。パティは通常の半分だが、それでも約115g。食べやすさと食べ応えのバランスがとれた大きさだ。

「オールナチュラルバーガー・シングルサイズ」にはこだわりパティを

セットメニューとしてフライドポテトも選べるが、筆者は人気のフライドズッキーニとオニオンリングをチョイス。カリ、サクっと音がするフライドズッキーニは衣加減が丁度よく、とにかくおいしい。ピリ辛の塩コショウも相まって、手が止まらなくなる。これは日本にもぜひ、導入してもらいたい。ケチャップなしでも存分に楽しめる。

サイドメニューではフライドズッキーニがオススメ!

メキシカンなメニューも豊富

ハンバーガーのほかタコスやブリトーも豊富にそろえているのは、メキシカンも日常的に食べられているアメリカらしいメニューと言える。ビーフを包んだタコスはカリカリの皮が何とも言えない。これで1ドル29セントという手軽さなので、おなかをすかせた学生にも程よいおやつになる。

サルサ、アボカド、チキンを小麦粉から作られたラップで包んだブリトー(2ドル99セント)は、一口で色んな味が楽しめる。そのため何とも表現が難しいが、見た目以上にかなり辛い。だんだんと病みつきになってくる。

メキシカンのタコスやブリトーもそろえている

総括して、Carl's Jrは"高コスパ・ボリューミーバーガー"といったところだろうか。この価格帯でこのクオリティーは脱帽レベルである。日本人には少々ボリュームが過ぎるかもしれないが、マクドナルドやバーガーキングにも十分対抗できる、新たなバーガーブームが生まれる予感。日本ではどのようなメニューが登場するのか、今から楽しみである。

※記事中の情報・価格は2015年1月取材時のもの

筆者プロフィール: 佐々木綾

フリーライター。ニューヨークやパリにも居住歴あり、現在はロサンゼルスから発信している。ファッションとフード業界に精通しており、お酒好き! 実際に足を運びたくなるような取材を心掛けている。