東京都は5日、2014年12月の住宅着工統計を発表した。それによると、12月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.9%減の1万1,404戸となり、2カ月連続で減少した。

住宅の種類別に見ると、持家は前年同月比21.9%減の1,498戸と11カ月連続の減少。貸家は同15.7%減の5,090戸と2カ月連続の減少。分譲住宅は同6.9%減の4,775戸と2カ月連続で減少し、うちマンションは同4.1%減の3,029戸と2カ月連続の減少、一戸建ては同11.6%減の1,704戸と5カ月連続の減少となった。

2014年12月新設住宅着工戸数(利用関係別)(出典:東京都Webサイト)

地域別に見た場合、都心3区は前年同月比55.5%増の451戸と3カ月連続の増加。一方、都心10区では同3.9%減の2,753戸、区部全体では同2.6%減の9,049戸とともに2カ月連続の減少、市部では同38.4%減の2,326戸と3カ月連続の減少となった。

併せて発表した2014年の住宅着工統計によると、2014年の新設住宅着工戸数は前年比1.5%減の14万2,417戸と5年ぶりに減少した。住宅の種類別では、貸家は同6.2%増の6万1,537戸と4年連続の増加。反対に、持家は同17.3%減の1万7,830戸と3年ぶりの減少、分譲住宅は同5.7%減の6万485戸と2年連続で減少し、うちマンションは同5.6%減の3万9,644戸と2年連続の減少、一戸建ては同5.7%減の2万384戸と5年ぶりに減少した。