マイナビは3日、2016年卒業予定の学生を対象にした「2016年マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果を発表した。調査期間は2014年12月15日~2015年1月13日。対象は2016年卒業予定の「マイナビ2016」会員3,555名。

興味がある問題は「高齢化社会」

2016年卒大学生の「興味のある社会問題」は、「高齢化社会・介護問題」(46.4%)が最多。文理男女別に見ると、女子の方が男子より関心が高く、理系女子が51.4%、文系女子が49.2%となった。文系男子の関心がある社会問題は「国際政治問題・民主化運動」で、全体より9.2ポイント高い49.2%であった。

「興味のある社会問題」

文理で大きく差が出たのは「格差社会」。文系男女の約4割が関心を示しているのに対し、理系男子は25.9%、理系女子は24.7%であった。一方、「伝染病対策」「地球温暖化」への関心は、理系が文系を大きく上回った。

文理・男女別「興味のある社会問題」

「理想とする『将来の自分』像(選択式)」は、男女とも「愛する人と結婚して子供ができ幸せに暮らす」(男子:25.6%、女子:39.6%)が最多であった。次いで、「自分の好きな仕事を一生続ける」(男子:18.6%、女子:22.1%)、「一生食べていける安定した仕事を持つ」(男子:17.2%、女子:17.9%)という結果に。

「起業して社長になって成功を収める」「自分の店(ペンションなど含む)を持つ」「世界的に有名なクリエイター・アスリートになる」など、「野望」を抱くような選択肢をあげた学生は少なく、「安定」を表す選択肢に票が集中する結果となった。

「理想とする『将来の自分』像(選択式)」