ディスコは23日、2016年3月卒業予定の全国の大学3年生を対象とした就職活動意識調査の結果を発表した。調査期間は1月1日~7日、対象は2016年3月卒業予定の全国の大学3年生と理系大学院修士課程1年生、有効回答数は1,460名。

「就職先企業を選ぶ際に重視する点」について、最も多かったものは「将来性がある」(47.9%)。つづく「給与・待遇が良い」は37.3%で前年度(23.5%)から大幅に増加した。「職場の雰囲気が良い」「福利厚生が充実している」「仕事内容が魅力的」「休日・休暇が多い」などの労働条件に関連する項目のポイントが上昇した。

「就職先企業を選ぶ際に重視する点」

「就活準備でこれまで行ったこと」は、「学内のガイダンスに参加」(77.0%)、「自己分析」(74.2%)、「業界研究・企業研究」(71.1%)が7割を超えた。

「就活準備でこれまで行ったこと」

1月1日時点での「志望業界の決定状況」は、「明確に決まっている」が24.2%、「なんとなく決まっている」は55.9%と学生の8割が志望業界を決めている。「志望業界」(40業界から5つ)については、「銀行」が21.1%で最多。次いで「水産・食品」(20.9%)、「医薬品・医療関連・化粧品」(19.7%)が上位となった。

「現時点での内定状況」について、「内定を得ている」と回答した学生は1.7%。筆記試験や面接などの「選考中の企業がある」という学生は13.2%、選考中の企業数は平均1.6社であった。

「現時点での内定状況」