長野電鉄は3月14日、ダイヤ改正を実施する。北陸新幹線長野~金沢間開業に合わせ、新幹線と同社特急列車の接続時間を見直すほか、繁忙期を中心に観光案内列車「特急ゆけむり ~のんびり号~」が運転される。

長野電鉄1000系「ゆけむり」。観光案内列車「特急ゆけむり ~のんびり号~」にも使用される

同社は長野~湯田中間を中心に、1000系「ゆけむり」(旧小田急ロマンスカー10000形)と2100系「スノーモンキー」(旧JR東日本253系)の特急列車(A特急・B特急)を運転。今回のダイヤ改正で特急列車の長野駅発着時刻を見直し、北陸新幹線東京方面・金沢方面からの接続時間を平均20分前後に設定。乗換えに便利なダイヤとする。

利用者の声を反映した運転区間・時刻変更も行われ、現行の長野駅16時3分発、信州中野行B特急(信州中野駅で湯田中行の普通列車に接続)は、ダイヤ改正で長野駅15時37分発、湯田中行A特急に。湯田中駅11時58分発の長野行A特急も、利用者の声をもとに同駅11時30分発に変更される。須坂駅9時59分発の長野行A特急(毎日運転)、湯田中駅9時34分発の長野行B特急(特定日のみ運転)は統合され、信州中野駅9時6分発の長野行A特急(毎日運転)を新設。信州中野駅で湯田中駅からの普通列車と接続を図る。

今回のダイヤ改正ではその他、普通列車の新設や須坂駅での停車ホーム変更なども実施。須坂駅では早朝の一部列車を除き、長野方面は1・2番線、湯田中方面は3・4番線に停車ホームが統一される。A特急と観光案内列車は4月5日から5月31日まで、善光寺御開帳に合わせて善光寺下駅に臨時停車する。

長野電鉄2100系「スノーモンキー」。観光案内列車の運用に就く場合も

観光案内列車「特急ゆけむり ~のんびり号~」は、1000系「ゆけむり」を使用し、4月18日から運転開始される。通常、特急列車の長野~湯田中間の所要時間は40~50分程度だが、同列車は1時間以上かけてゆっくり走行。千曲川を渡る村山橋や築88年の駅舎を持つ信濃竹原駅(現在は無人駅)など、沿線の撮影スポットで写真撮影のため、停車または徐行運転を行う。車掌の他に案内役が乗車し、沿線の観光案内や歴史に関する説明を聞くこともできる。車内で名産品も販売されるという。

「特急ゆけむり ~のんびり号~」の運転時刻は、下りが長野駅11時1分発・湯田中駅12時24分着、上りが湯田中駅12時35分発・長野駅13時43分着。通常の特急列車と同様、運賃の他に特急券100円が必要(事前予約は不要)。利用者には北信州「おすすめ観光マップ」も配布される。2015年度は土日祝日やゴールデンウィーク・お盆・年末年始期間を中心に、年間53日の運転が計画されている。

なお、車両運用上の都合で2100系「スノーモンキー」を使用する場合もあり、その際は「特急スノーモンキー ~のんびり号~」の名称で運転されるとのこと。