サイズも味もカルチャーショックを感じずにはいられないアメリカのスーパーマーケット。そんなアメリカのロサンゼルスでローカルっ子に定番、かつ、5ドル以下で買えるお菓子を紹介しよう。もちろん、日本へのお土産にもぴったりだ!

味のほか、色やサイズにもアメリカらしさが!

「オレオ」にまさかの"レッドクリーム"

「オレオ」といえば、黒いクッキーにホワイトクリームがサンドされている姿を想像するだろう。しかし、アメリカのオレオは日本人の常識をはるかに上回っている。まずひとつが、冬季限定オレオ。斬新すぎるクリームの色にびっくり! ものすごく真っ赤なのである。パッケージの表記には"レッドクリーム"と記されている。味はホワイトクリームとなんら変わらず、着色料が入っているだけのようだ。

よく見ると、黒いクッキーの表面にそれぞれ冬限定のかわいらしい絵が描かれている。他にもいろんな種類が発売されており、「ミントオレオ」や「レモンクリームオレオ」、中にはクリームにチョコスプレーが入っている「バースデーケーキオレオ」という激甘の商品もある。ぜひ現地スーパーでいろんな味・デザインを試してみてほしい。

冬季限定の"レッドクリーム"。クッキーにはペンギンが描かれている

目の覚めるような赤さ! 開け方もワイルドだ

これがアメリカ規格! 超ビッグな「m&m」

アメリカのスーパーのチョコレートコーナーに行くと、必ず袋入り「m&m」が数種類並んでいる。ダーク味だったり、中身がクリスピーだったり、プレッツェルだったり……。ここまでは想像できる範囲かもしれないが、粒のサイズが通常の3倍のm&mにはきっとびっくりするはず。名前もそのまま「m&m MEGA」。通常のものと比べてみたら、もうミッキーまで作れちゃう! もちろん、味はそのままだ。インパクト勝負のお土産には持ってこいの商品かも。

上が通常版、下が3倍版。そのメガっぷりは隠し切れない……

赤いのが通常版、青いのが3倍版。くっつけるとミッキーの出来上がり!

ピリ辛でビールにピッタリの「Cheetos」

スナック系では「Cheetos(チートス)」がオススメ。ファンシーなトラのパッケージがかわいい。が、袋を開けてみると真っ赤! 恐る恐る一口食べてみると絶妙なピリ辛加減で、伸ばした手が止まらなくなる。ビールにピッタリだと思い、早速試してみるとこれが大当たり! ローカルっ子たちはクリームチーズをディップして楽しんでいるようだ。

こちらも真っ赤だが、絶妙なピリ辛加減はクセになる味

アメリカといえばこれ、チンするポップコーン

アメリカで外せないお菓子がポップコーン。チップス系とは異なり、レンジでチンして自分で作るポップコーンが主流である。四角いパッケージの中には薄いシートが入っている。このシートを電子レンジで約2分。だんだん袋が膨れてきて、電子レンジからほんのりバターの香りが! この過程を見ているのも面白い。いろんな味があるが、アメリカでの定番はこってり系のエクストラバター味。アメリカンっぽいのを体験したい人には持ってこいのお土産だ。

(左上から反時計回りに)販売されている状態、箱から取り出した薄いシート、チンしてできたポップコーン

見た目がキュートな「Skittles」

アメリカ人といえば、ポテトチップスやクッキーが大好きなイメージだが、こちらも忘れちゃいけない商品。ソフトキャンディーの「Skittles(スキットルズ)」である。実はイギリスで最初に作られたのだが、1982年からアメリカで製造が開始され人気定番商品となったとか。何といってもこの見た目がかわいすぎる。

外側のカリっとしたコーティングの中には、フルーツ味のソフトキャンディーが。日本のハイチューに近い感じだ。ピンクやブルーなど色によって味が異なり、何ともハッピーな気分にさせてくれる。お気に入りの味を見つけるのも楽しい。

イギリス発、アメリカでフィーバーしたカラフルなソフトキャンディー

身体に優しいケトル製法のチップス

ポテトチップスといえば不健康なイメージが強いが、"ケトルクック"という製法で作られたポテトチップスは、アメリカ国内では健康的なお菓子として知られている。この製法は、厚切りのポテトをじっくりと釜揚げし、人口調味料や保存剤を一切使用せずに作るというもの。素材の味を最大限に引き出して作った歯ごたえのあるチップスで、チップス好きなアメリカ人の間でも高い人気を誇っている。ブラックペッパーなどフレーバーは多数あるが、シーソルト&ビネガーはほんのり酸っぱくちょっと大人な味でオススメだ。

ジャンキーではないポテトチップスが食べたいなら"ケトルクック"にご注目

※記事中の情報は2015年1月取材時のもの

筆者プロフィール: 佐々木綾

フリーライター。ニューヨークやパリにも居住歴あり、現在はロサンゼルスから発信している。ファッションとフード業界に精通しており、お酒好き! 実際に足を運びたくなるような取材を心掛けている。