WOWOWのオムニバスドラマ『ああ、ラブホテル』の取材会が20日、東京・赤坂のWOWOW本社で行われ、キャストのNOAH(ノア)、藤井望尋、森義隆監督が出席した。

オムニバスドラマ『ああ、ラブホテル』の取材会に出席した森義隆監督、NOAH、藤井望尋、(左から)

ラブホテルを舞台にした同ドラマは、視聴者参加型番組『大人番組リーグ2』からレギュラー化されたシチュエーション・コメディー作品。25日23時から放送される第6話は、バックパッカーとして日本一周旅行中のムラタ(NOAH)とシュウイチ(藤井)がラブホテルで休むことになり、様々なことを語り合うが――というストーリーで、映画『宇宙兄弟』などを手掛けた森が監督を務めている。なお、市川由衣、青柳翔が出演する第5話も同日放送予定。

俳優の真木蔵人を父親に持つNOAHは、本作で俳優デビューを果たし、試写後に「100点にしとこうかな?」と自身の演技を振り返り、「(今後は)それを超えられるように頑張っていきたい」と意気込んだ。初体験となった撮影については「キャラクター作りの作業は面白かったけど、現場に行ったら緊張しちゃって色々と勉強になりました」と刺激を受けた様子。また、撮影前には、父親の真木と台本の読み合わせをしたそうで、「台本を見ながら話すことはないと思っていたので、うれしかったしプラスになりました。『声を使った方が良いよ』とか良いアドバイスをもらいました」と喜んでいた。

140人の応募者の中からオーディションで選ばれたNOAHと藤井だが、新人の起用について、森監督は、「未完の素材を使いたかった。2人とも演技が下手で、自分の魅力を自然に表現できると考えた」としつつ、「2人とも自由なので、現場は本当に大変で……(笑)。最終的に、嘘のない芝居をしてる確信はありましたが」と苦労が尽きなかった様子。森監督から演技指導を受けたNOAHは、「色々教えてもらった。聞いてるのも面白かったし、うれしかったです」と感謝の言葉を述べていた。

また、「男同士でラブホテルに泊まるのはやめましょう。女の子を連れて泊まってください!」など天真爛漫な発言で報道陣を笑わせていたNOAHに対し、藤井は、「撮影中はNOAHくんを見て笑わないようにするのが大変だった」と苦笑い。そんな2人に、今後やりたい役柄について聞くと、「笑うものを作っていけたら良い世の中になると思うので、面白くて忘れないものをやってみたい」(NOAH)、「色々やってみたいけど、切腹する人に興味がある。自分でお腹を切る人の心境はすごそう」(藤井)と語っていた。