レディースオーダーメイドシューズブランドのキビラはこのほど、「日本人女性が履く靴・姿勢・歩き方に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は20~50代の女性485人を対象に、11月7日から8日にかけてインターネットを通じて実施したもの。

「あなたは『姿勢』や『歩き方』の良い悪いが、その人の見た目の印象にどの程度影響を与えると思いますか? 具体的な数値でお答えください」

「姿勢」や「歩き方」は見た目の印象にどの程度の影響を与えるのかについて、見た目の印象のすべてを100%とし、それぞれ具体的なパーセントで回答してもらい平均値を出した。その結果、「姿勢」は73.2%、「歩き方」は68.7%と、それぞれ見た目の印象の約7割を決めると考えてられていることがわかった。

「靴が自分の足に合う/合わないが『姿勢』に影響を与えると思いますか」

「靴が自分の足に合う/合わないが『歩き方』に影響を与えると思いますか」

「靴が自分に合うかどうかは『姿勢』に影響を与えるか」を聞いたところ、「大きく影響を与える/少し影響を与えると思う」と回答した人は95.3%にのぼった。また、「歩き方」に「大きく影響を与える/少し影響を与えると思う」と回答した人は96.5%と、ほぼすべての人が影響を与えていることを実感していることがわかった。

「あなたは姿勢が悪い人を見た時に『実年齢より老けて見える』と感じたことはありますか?」

「『姿勢が悪い人』を見た時に、『実年齢よりも老けて見える』と感じたことがあるかどうか」を聞いたところ、全体の9割に相当する87.0%が「よくある/たまにある」と回答した。

「あなたは普段仕事でどんな靴を履いていることが多いですか」

「あなたは普段プライベートでどんな靴を履いていることが多いですか」

仕事またはプライベートの場面において、普段履くことが多い靴について聞いたところ、仕事の場面では、1位が「パンプス」(42.9%)、2位が「スニーカー」(29.5%)、3位が「サンダル/ミュール」(15.5%)だった。プライベートの場面では、1位が「スニーカー」(63.9%)、2位が「パンプス」(35.9%)、3位が「ローブーツ/ショートブーツ」(33.6%)だった。

「あなたが仕事で履く靴を選ぶ際に重視している点として当てはまるものをすべてお選びください」

「あなたがプライベートで履く靴を選ぶ際に重視している点として当てはまるものをすべてお選びください」

靴を選ぶ際の重視ポイントについて聞いたところ、1位は「履きやすさ」(81.0%)となり、2位「靴のデザイン」(47.6%)と3位「価格」(41.4%)を大きく引き離した。なお4位以下は「フィット感」(36.3%)「履いた時の見た目/イメージ」(30.7%)が続いた。この結果は、年代別比較でもほぼ同様の結果となった。

「あなたにとって『自分の足に合う靴』とはどんな靴ですか」

「自分に合う靴」の定義を聞いたところ、1位は「履きやすい靴」(79.0%)、2位は「フィット感がある靴」(64.9%)だった。これらは靴選びで重視しているポイントと同様であることがわかった。

「あなたは購入した靴が自分に合わずあまり履かなかったなど、靴選びで失敗してしまった経験はありますか」

靴選びで失敗してしまった経験について聞いたところ、90.1%が「2度以上」の失敗をしていることが判明。そのうち「たくさんある」と回答した人も29.9%含まれていることから、ほとんどすべての女性が靴選びで失敗した経験があることがわかった。年代別では、年齢層が高くなるにつれて失敗経験率も高くなる傾向が見られた。

「あなたがしてしまった靴選びの失敗として当てはまるものをすべてお選びください」

「靴選びの失敗」の内容について聞いたところ、1位が「靴ズレなど足が痛くなる」(76.5%)となり、「靴の形状が自分の足にフィットしない」(54.6%)「思ったよりサイズが小さかった」(34.7%)「思ったよりサイズが大きかった」(24.8%)が続いた。このことから、靴を選ぶ際に「履きやすさ」を最重視しているにもかかわらず、多くの人が満足する靴を選ぶことができていないことが明らかとなった。

「あなたは自分の足に合わない靴を履き続けてしまった経験がありますか?」(自分の姿勢が良いと思う人対象)

「あなたは自分の足に合わない靴を履き続けてしまった経験がありますか?」(自分の姿勢が悪いと思う人対象)

「自分の足に合わない靴を履き続けてしまった経験があるかどうか」を聞いたところ、「ある」と回答した人は83.4%を占めた。内訳を見てみると、「たくさんある」(13.7%)「たくさんは無いがある」(64.4%)「1度だけある」(5.3%)と、「2度以上ある」と回答した人が78.1%にのぼった。この結果を、自分の姿勢が「良い」と思う人と「悪い」と思う人で、「経験がある」の率で比較してみたところ、「良い」と思う人でも80.7%と高かったが、「悪い」と思う人は87.2%にものぼる結果となった。