お笑い芸人の劇団ひとりと声優の金谷ヒデユキが25日、都内で行われた、『青天の霹靂』オーディオブック制作発表会見に出席した。

『青天の霹靂』オーディオブック制作発表会見に出席した劇団ひとり、金谷ヒデユキ(左から)

オトバンクが運営するオーディオブック配信サービス・FeBe(フィービー)は、ひとりの小説『青天の霹靂』(幻冬舎刊)のオーディオブックを、12月下旬から配信する。同作は、今年5月に大泉洋主演で実写映画化もされた人情物語。小説を音声化したオーディオブックでは、金谷が主人公の轟晴夫役、ひとりが晴夫の父・正太郎役で出演している。

晴夫を演じた金谷は、「『陰日向に咲く』も勝手に家で音読していたくらいなので、本当にうれしい。晴夫と近いものを感じてすんなりやれた」とアフレコを振り返ると、ひとりも、「金谷さんは、晴夫の屈折した感じにピッタリ」と大絶賛。また、ひとりは、声優としての仕事を「評判は悪くないんですよ~。大げさにやって良しとされる世界なので嫌いじゃない」と語っていたが、「『そこはそういう言い方じゃない!』とか結構ダメ出しされた。原作者なのに……」とアフレコのエピソードを披露して肩をすくめていた。

タレント活動のほか、作家、俳優、映画監督と多岐にわたって活躍中のひとりは、「まだまだこれから。たけしさんという雲の上の人がいますから」と謙遜しつつ、「でも、自分のやりたい事はかなりやらせてもらった。今度は、パチンコ台で"CR劇団ひとり"を出したい。(妻の)大沢あかねでリーチとか。巨額のお金が動くらしいんで」と新たな夢を語ってニンマリ。また、本作の実写映画でヒロインを務めた柴咲コウと元サッカー日本代表の中田英寿の交際が一部報道で噂されているが、監督も務めていたひとりは、「いつからだったんですかね?そんな雰囲気はなかったし、撮影中は一言もしゃべってないんで」と話していた。