ワン・ダイレクション、エド・シーラン、U2のボノ、エルボー、リタ・オラ、エリー・ゴールディングらが参加したバンド・エイド30のシングル曲「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」が、5分間で100万ポンド(約1億8,000万円)もの寄付を集めたことが明らかになった。
エボラ出血熱の救済を目的とする同プロジェクトのオーガナイザーであり、共同作詞家であるボブ・ゲルドフは、11月16日に英リアリティ音楽オーディション番組『Xファクター』結果発表のショー際にお披露目となった新バージョン「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」の発売前に渦巻く期待が"クレイジー"であると表現し、その反応に圧倒されているという。BBCラジオ4に出演したボブは「熱狂的な感じだよ。デジタルの時代だね。サイモン・コーウェルが昨夜のショーで5分くれたから、このシングル曲を『Xファクター』で宣伝したよ。ショーを去るまでの4、5分で100万ポンドが集まった。尋常じゃないね。iTunesで俺らが見ているものは、クレイジーだよ。先行予約なんて、すごいことになってるね」と喜びをあらわにしている。
同シングルは、11月17日にダウンロード配信がスタートした1時間以内にiTunesチャートでトップに輝いている。また、CDでの発売は12月8日から4ポンド(約730円)で発売となり、全ての収益は西アフリカのエボラ出血熱救済にあてられる。
また、ボブはこのシングル曲への参加依頼をするためにアデルに電話をかけていたものの無視されたという噂を笑い飛ばし、表に出たくないアデルの今の状況を尊重していると強調した。「アデルは休み中なんだ。アデルは作曲、レコーディング、インタビュー、ギグもしていないし、別の人生の中にいるんだ。彼女の居場所はそこで、そんなアーティストはたくさんいるし、フェアだよ」
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