普通充電器

トヨタ自動車は31日、愛知県の4自治体(刈谷市・豊田市・豊橋市・長久手市)及び2企業(豊田自動織機・ユニー)と共同で、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)などの電気利用車両用における普通充電器の利用に関する実証実験を行うと発表した。同実証実験は、2012年度・2013年度に引き続いて行われるもので、今回の実施期間は、2014年11月1日から2015年3月15日まで。

同実証実験は、各施設に設置された充電器の曜日・時間帯別の利用状況(充電回数、充電時間)を一元的に把握することで、利用者ニーズから見た充電器の設置や運用方法に関するあるべき姿の検証などを行う。

2014年度では、これまでの商業施設や観光施設・宿泊施設に加え、地域の文化施設や福祉施設等の公共施設(中山間地を含む)も対象とした。さらに、2013年度の実証実験を踏まえ、充電器の利用実績が多い商業施設には複数台設置するなど、最適な充電器の設置場所・基数や利用のしやすさ等について調査・検証を行って、設置活動を支援するとのこと。

使用する充電器は、新たに設置した43基(一部補助金対象外含む)に、2013年度までに設置した充電器を加えた計147基。期間中は、同実証実験の周知と充電器の利用促進のため、充電器の位置情報を掲載したパンフレットの配布や、実証実験に参加する自治体の施設等にポスターを掲示する。