ルフトハンザ ドイツ航空(以下、ルフトハンザ)は10月27日、「空の女王」の愛称で親しまれるボーイング社の最新ジャンボジェットB747-8インターコンチネンタル(以下、B747-8)の初便が、フランクフルトから羽田空港へ到着したことを発表した。

歓迎放水を受け、羽田―フランクフルト線で運航開始

プレエコは12月1日から

B747-8が旅客機として日本の空を飛ぶのは今回が初となり、羽田空港では到着後、国際線旅客ターミナル前のエプロンエリアで放水による歓迎を受けた。B747-8は世界最長の旅客機で、全長はB747-400よりも5.60m長い76.3m、全高は19.4m。また、362名仕様と機内でゆっくりとくつろげる設計になっている。

エンジンはゼネラル・エレクトリック社製のGent GEnx-2Bを採用し、燃料消費量が大幅に低減。さらに、CO2排出量は15%削減、騒音排出量も30%軽減を実現するなど、従来のB747-400よりも高い環境効率を実現している。

新機材では、従来のエコノミークラスより1.5倍広い空間が特徴のプレミアムエコノミークラスが順次導入される。また、ボタン操作ひとつでシートが長さ1.98mのフルフラットベッドになる新ビジネスクラスや、新式の遮音外壁と足音を抑える床材や遮音カーテンで騒音レベルを最小限に抑えたファーストクラスなど、各クラスともに工夫が施されている。

新機材は10月26日からの2014年冬季スケジュールより、LH 716(フランクフルト18:00→羽田13:05+1)、LH 717(羽田15:20→フランクフルト19:00)に導入。なお、日本路線ではプレミアムエコノミークラスは、12月1日(日本発12月2日)以降のフライトから導入される。