インテックス大阪で開催中の吉本新喜劇座長・小籔千豊が主催する音楽とお笑いのフェス「コヤブソニック2014ファイナル」が2日目を迎え、元・モーニング娘。の加護亜依が率いる3人組ガールズユニット・Girls Beat!!がパフォーマンスを披露した。
Girls Beat!!は登場まで出演を明かされない"シークレットアーティスト"として出演。モー娘。時代から加護の大ファンだった小籔の「僕が人生で一番かわいいと思った人。(コヤソニに)ずっと出て欲しかった」という熱いラブコールを受け、今回でファイナルを迎えるコヤソニへの初出演がようやく叶ったという。
メンバーの喜多麗美、姫乃稜菜を率いてステージに現れた加護は「芸歴15年目になりました。"新人"の加護亜依です!よろしく!」と、今年再開させたアイドル活動への意気込みを感じさせる挨拶を。Girls Beat!!のデビュー曲「世界征服」と10日にリリースされた新曲「まだ、やれる」を熱唱したほか、アニメキャラクターのモノマネなども披露し、会場を盛り上げた。
MCでは、小籔が今年6月にインターネット上で話題となった"炎上騒ぎ"を加護に謝罪。有名人に対して「しばくぞ!」とつぶやくことで有名なツイッターの一般ユーザー"しばくぞおじさん"が、加護に「全然成長してない」などと暴言を吐き、これを小籔が「ただのド素人が黙れ」と叱りつけたことから、ネットニュースで報じられる騒動に発展したことを「迷惑かけました」と謝った。
だが、"謝罪"はこれで終わらず、「加護ちゃんに直接謝ってもらいたい」と"シークレット素人"として騒動の発端となったしばくぞおじさんをステージ上に召喚する事態に。「今後、人を傷つけるようなツイートは控えるように」と小籔にたしなめられたしばくぞおじさんは、「これからは慎むようにします」と反省した様子を見せ、加護と握手を交わして和解を果たした。ネットで有名な一般男性の登場に、フェスの観客が仰天した前代未聞の謝罪劇。実は、小籔としばくぞおじさんはツイッターでのやりとりをきっかけに食事に出かけるなど交流があり、実現したものだという。
小籔は「大好きな加護ちゃんに知り合いのオッサンがギャン!と言うてたら、アカンと注意するのがジェントルマン」とツイッターでの騒動を説明したが、加護も巻き込んでしまったことで、始動したばかりのGirls Beat!!の活動に「ミソがついてしまい、本当に申し訳ない」と反省しきり。これに加護が「Girls Beat!!を始めたところだったので、『こりゃヤベェ!』と思いましたが、コヤソニに呼んでもらえたので全然OKです!」と笑顔を見せると、安堵したのか「いつか"コヤソニ新喜劇"をやって、加護ちゃんには僕の恋人役で出演して欲しい。それで最後は抱き合う、みたいな…(笑)」と野望をぶち上げていた。